2012年4月22日日曜日

平成24年4月21日(土) くもり

これを書いているのは日曜の午後なのだが当日の日記とするにはまだ今日の出来事が確定していないので、土曜分とする。

ブログを続けていると書くのが面倒なときもある。そういう時は面倒でもネタが無くてもとりあえず投稿画面を開いて日付を入れる。そうすると不思議に何か書くことを考えつく。頭で考えるよりとにかく画面に向かい書き始めるという作業が先にあり、その後から頭が回り始めるという順だ。この現象は学問の世界で「作業興奮」という言葉で表現されている。『脳はなにかと言い訳する』池谷裕二:著 を読みこの言葉を知った。

(以下抜粋)
体を実際に動かしてみることです。やる気がなくてもまず始めてみる。年賀状を書く気になれなくても、まずは机に座って書き始めてみる。そうすることで、脳がしだいに活性化し、やる気が出て、のめり込んでいくことがあります。これを「作業興奮」といいいます。興奮とは、「脳の神経細胞が活性化する」という意味です。私は、本当は、朝が弱いのです。布団から出ないでもっと寝ていたい、とくに冬は、温かい布団の中が気持ちよくて、起き上がりたくないと、強く葛藤します。でも「作業興奮」という言葉を知ってからは、すぐに動き出すようにしています。脳が目覚める目覚めないではなく、まず体を起こして、歯を磨いたり、カーテンをあけたり、顔を洗ったりして、体を動かすことによって、それに引きずられる形で脳が目覚めるのです。布団の中にいたらいつまでも脳は目覚めません。
 芥川龍之介が『侏儒の言葉』の中で、「我々を恋愛(の苦痛)から救うものは、理性よりも多忙である」と言っています。これなどは、考えていてもだめで、体を動かして忘れよう」という“体主導型”の重要性を謳っているわけです。


二年ほど前に新潮社から文庫化されている。物が増えるのを避けなるべく簡素な生活をしたいので読了した本は最近手許に長く置かず処分することが多いがこの本は本棚に残っている一冊である。

カミさんが友人と福島三春町の滝桜を観に行っている。土曜の19:30からNHKスペシャル現地生中継でこの滝桜を紹介している。あいにく今年は気温の低い日が続き開花が遅れている。ようやくちらほら咲き始めたようではあるが、せっかくのライトアップに映える妖しく狂おしいまでの満開の樹齢千年国宝の紅枝垂れ桜とはいかなかったようだ。

参考までに満開のイメージ写真を貼っておきます。
福島三春町「滝桜」




0 件のコメント:

コメントを投稿