2012年4月23日月曜日

平成24年4月22日(日) くもりのち小雨

四月下旬だというのに気温が11度しかない、寒いわけだ。きのう少し触れたがブログを書き続けるというのはそれなりにエネルギーがいる。ネタ切れになるからだ。私たちの多くは毎日変化に富み話題に満ちた生活をしているわけではない。だから日常というのだが、更新間隔をあけずに書くには日常のありふれた毎日の中からネタを拾わなくては続かない。ブログを始めて変わったことがある。それまでよりは、意識的に日常を見るようになった。それはお気に入りの本に付箋紙(ポストイット等)でマーキングする作業に似ている。

この春のドラマもそこそこ出そろってきた。今のところ『リーガル・ハイ』(堺雅人)主演が面白い。法廷物だがコミカルな演出、堺雅人の振り切った演技が冴えるので重さはない。初回は殺人容疑の青年の無罪勝ち取りだったが、無敗の弁護士であるがゆえ、真犯人は青年であることを暗示する画面は落としどころとしては後味が悪い。しかし深読みすれば世の中にはこういった不条理がいくらでもあるのだと呈示しているのかもわからない。
その辺りを割り引きしても面白い。冒頭のシーン、電車の中で老人に席を譲ろうと新米弁護士(新垣結衣)が立ち上がると、(堺雅人)が割り込んで座ってしまい、それを非難した新垣が逆に理屈でやりこめられてしまう。その時点ではお互い面識がない。その伏線がありラストシーンで新垣が、考えてきた理屈を並べ、「やはりあの時、あなたは席を譲るべきであった。反論はありますか?」と迫る。
それに応えた堺は「ない。合格だ」
一息おいて「あ~の~と~き~だったらな~」
これは受けた。
後になりあのときこう言えば良かったと思うのはだれしも経験があるだろう。

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