2012年6月15日金曜日

桜新町 レストラン Infusion(アンフュージョン)

平成24年6月14日(木) 晴れ

私はブログの記事を投稿する際、基本はタイトルを入れない。今日はその基本から外れてタイトルを入れた。それは知り合いの店の紹介も兼ねているからだ。

11:45 桜新町駅の改札でK上君と筧君と合流してレストラン『Infusion』(アンフュージョン)に向かう。

サザエさん通りの奥に向かう
 五分ほどの歩きで到着、12時ちょうどの予約をしていたのだが、すでに店内はほぼ満席で我々の入店は遅い方であった。先客は全員女性で地元のマダムに支持されているのだろう。案内された4名掛けの席だけが少し離れた席だったので我々男三人は少し安心した。20席の店だが女性客の中に、おっさん三人だけというのは浮いてしまう。

この日の予約は、K上君の名前でしてあり普通の予約客を装っていた。というのは、この店は以前、青山で仕事をしていた時の後輩、菊池君がオーナーシェフをしている。三年半ほど前に独立して経営者になったことを聞き及んでいたが、訪ねる機会がなかった。K上君も筧君も同時代を同じ職場で過ごしてきたので知己の仲である。そこでK上君と筧君を誘いこっそり訪ね驚かそうという趣旨だ。

調理場からはガラス越しに客席が見えるので我々が入っていくとすぐに気づいたが、ランチのピーク時で、話しは後にして料理はおまかせの¥3800ランチをお願いする。

一皿めの前菜

二皿め、ひらまさのカルパッチョ仕立て(マイクロトマトがアクセント)

鮎と安曇野の山ウド、野生のアスパラガス

山梨産ホワイトコーンの冷製スープ
 魚料理の後のスープは口直しになった。

イベリコ豚のフランボワーズソース
 フランボワーズというのは木イチゴのことで濃厚な旨みのイベリコ豚との相性もよく非常においしかった。

宮中使用の加賀焙じ茶

上記加賀棒茶風味のブランマンジェとアイスクリーム

ピスタチオ入りクレーム・ブリュレ(左の赤いのは?)
 デザートはそれぞれ違うものを出してくれた。


〆のエスプレッソ
 約二時間優雅な食事を楽しんだ。夕方から仕事に行く気がだんだんしなくなる。他のテーブルも出し終えたところで、菊池君登場、若い頃と少しも変わらぬ人柄の良さが店の雰囲気に顕れている。

人知れぬ経営者としての苦労はあるだろうが、世田谷の地に根ざした良い店に育っているようである。近いうちに集まる約束をして別れる。ごちそうさま、おいしかった!

菊池貴通オーナーシェフ
店内にいる時はスタッフや他のお客様の手前か少し堅かったが、外に出た瞬間、昔の菊池君の笑顔が満面に表れた。人はそれぞれの立場を生きている。


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