2011年12月18日日曜日

平成23年12月17日(土) 晴れ

きのうの夕方から北風に変わり予報どおり朝はぐっと冷え込んだ。12月になり発売されたミシュランガイド関東版・関西版・東京フレンチ版の三冊と「小澤征爾さんと音楽について話をする」小澤征爾×村上春樹対談 「下山の思想」五木寛之:著 を購入する。


私が営む立ち飲み屋とは距離があるがミシュランガイドは長年フレンチの世界に身を置いていたので今でも興味深い。特に今年初めて発刊された単発ガイド東京フレンチは知り合いが幾人か掲載されていてわが事のように楽しい。

私は村上春樹の作品はあまり読んでいない。ただし食わず嫌いではない。購入して読んだ作品もそこそこある。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」「ねじまき鳥クロニクル」「羊をめぐる冒険」などであるがどれも読了せずに終わっている。彼の作品のテイスト、音楽を聴きながらパスタをつくる男がどうも肌に合わぬ点(こういう人間は私の周りにはいなかったので共感できん)、こちら側と向こう側のシームレスな繋がりの世界観などがもうひとつ入って行けぬ。

ただし「海辺のカフカ」は完読した。なぜかこの作品は一気に読めた。この作品はやはりこちら側と向こう側の世界を描いているのだが、不思議な手応えがあり白昼夢のように私を引き込んだ。

今日購入した「小澤征爾さんと音楽について話をする」は世界の小澤相手に色々聞き出す対話集でクラシックには縁遠い私にも面白く読めた。

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