平成26年11月18日(火) 晴れ

午後になり散歩に出る。いったん野川まで行きいつもの道とは逆に深大寺方面に歩く。

バス会社により停留所名が違う

深大寺の紅葉は一週間後くらいが一番きれいな見頃になりそうだ。

境内を歩いていてカミさんから電話が入る。

カ「ねえ、知ってる？けんさんがなくなったの」

私「は？」

カ「高倉健が死んだのよ」

私「そんなことでいちいち電話いれるなよ」

怒っていたのではない。衝撃の大きさが声を荒げさせたのだ。電話を切ってからその場で呆然となる。何か大切な身内の不幸のような哀しみがひろがってくる。

健さんが死んだ・・・・・・。

多くの有名人の訃報に接してきたが、これほど受け入れがたい一報はおそらく今後ないだろうと思う。

散歩を切り上げて植物園脇を通って帰る。

植物園の北にある公園はヨーロッパの公園のように整備されている。

私たちの世代は「健さん心酔世代」である。二年前に友人ふたりを失ったときと同じような哀しみがこみあげてくる。今晩は多くの男達が心の中で慟哭し肩を震わせていることだろう。