2013年6月25日火曜日

平成25年6月24日(月) 晴れたり曇ったり

昼過ぎ、といっても二時近かったが久しぶりに近所の「バーミヤン」に行く。

五目麺¥733
昨年の秋は亡くなったJ尾と何度も来たが、ひとりで来たのは二回目である。ここに来ると対面の席にいつもいた人が今はどこにもいなくて、空席がむなしく何となくしみじみしてしまう。

早めに店に出て三鷹北口駅前のカフェ「テラスベール」で小一時間Ipadで読書。Ipadで読書をするのが好きなわけではなく、格好をつけているのでも勿論ない。

紙の本で読む方が良いのだが、紙の本が入手できなかったり、図書館などにあっても書庫にしまわれていて閲覧する手間がかかるなど古い時代の本はなかなか手軽に読むことはできなかった。

それが今は著作権から解放された作品群を集めた電子図書館「青空文庫」がある。この「青空文庫」を読むのにIpadが最適なのだ。もちろんパソコンでも読めるが、ビューワーとして特化したIpadのアプリ「i文庫HD」が優れている。

http://ipn.sakura.ne.jp/ibunkohd/


例えば明治期から昭和にかけて活躍した、女性で初めて文化勲章を受章した画家、上村松園の残した文章や、童話作家、小川未明の作品などがネットに繋ぎさえすれば無料で読めるのだ。膨大な作品群が次々とアップされている。青空文庫の成り立ちをみると運営者の方々の努力には頭が下がる。

明治生まれの作家の作品は、今の私にはとても興味深い。江戸文化がまだ色濃く残っていた当時、西洋文化をどのように受け入れていったのか、または拒否していったのか、などが作品を通して生々しく語られている。先人達の息遣いが聞こえるようである。本の良さは、作者が亡くなっても開きさえすればいつでもその人に会えることである。それは百年経っても色褪せることはない。

深夜『ガリレオ』最終回(録画)を観る。最終回「聖女の救済」は原作で読んでいたのでトリックは知っていた。それと原作を読んでいると、登場人物のイメージができあがっている。今回の犯人役の天海祐希はちょっと違うなあ。ドラマは別物だと割り切ろう。原作の私のイメージは、もっと清楚で、はかない感じなのだ。だれだろう、戸田菜穂あたりかな。天海祐希のシャキーンとした感じにははかなさはない。人気ドラマの最終回ということで、犯人役もビッグネームを持ってきたのだろうと、勝手に推察する。



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