2014年8月10日日曜日

平成26年8月9日(土) 曇り

今日は母の祥月命日である。すでに三十三年が経過した。回忌としては昨年が三十三回忌にあたった。仏壇に灯を入れ花を添え供養する。


朝昼兼の冷やしうどん。


湿度が高いので涼しいとまではいかないが気温は26℃くらいなので、久しぶりに野川散歩にでる。

桜の樹で蝉が大合唱をしている。ジィジィジィジィ鳴くのでアブラゼミである。


蝉しぐれ、と書けば体裁がよいのだろうが、藤沢周平の作品にあったり、俳句の季語でもあるので安直には使いにくい。

蝉しぐれというのは具体的にはどういう雰囲気なのだろう。夏の陰影の強い景色の中で暗い木立から降り注ぐ蝉の声を指すのだろうか。

それには都会の、車の音が聞こえるような場所ではいけない。蝉の声が止めば、時が止まったような静寂がなければならない。とすれば、そのとき鳴いている蝉は何蝉だろう。ミンミンゼミは違うような気がする。ヒグラシは、本当の生態は別にして、晩夏の夕方のようなイメージで、これも少し違う。まあ普通にアブラゼミでいいか(笑)。

蝉は夏で、時雨(しぐれ)というのは初冬であるから反するものを合わせた言葉だが、響きは耳にやさしい。やまとことばは優雅ですなあ。

「野川ゆく うしろすがたに蝉しぐれ」 と詠んでみる。あれ、どこかで聞いた事があるぞ。

「うしろすがたにしぐれてゆくか」 山頭火様すまん。パクりました(笑)。



カルガモが増えている。今年生まれた雛が育ったのだろう。この季節は他のカモ類はいないのでなカルガモ占有である。


古八幡を通りかかると、お囃子が聞こえてきた。夏祭りかな、と思って覗いたが何もやっていない。どこから聞こえてくるのか判らない。他に思い当たる場所もないので、まあいいか、で帰ってきたら、天文台の反対側の引き込み道路で大沢のこどもまつりをやっていた。これだったのね。


ちょっと見ていこうと思いテントを見ると、以前の仕事がらみで顔見知りの三鷹の市議さん数人がテントの中にいらっしゃるのが見えた。いかん。私が何故ここを歩いているのかを説明したり、挨拶をするのが面倒なので帽子を目深に被り反対側に頸を向けて自然に通り過ぎる。こういうときは足早に歩くとかえって目立ってしまう。何も後ろめたいことはないのだけどね。なんで私がこういう目に遭わなきゃならんのだ(笑)。

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