2013年1月20日日曜日

平成25年1月19日(土) 晴れ

杉並の堀ノ内斎場で15:00からJ尾君のお別れ会がある。時間前には親族の方三名を含めて二十数人の方にお集まりいただいた。神戸から先月亡くなったO君の奥様M子さん、徳島からT田君、清瀬からS井君が来てくれた。このメンバーが四十年来の友人達だ。J尾よ、みんな来たぞ。私たちは夫婦、長女、次男夫婦の五人だ。長男夫婦は残念ながら今週海外に出ているので参列できなかった。

告別式をしないので、葬儀社の霊安室から棺が到着するのを待つという形になった。

時間になり棺が到着する。納棺までのほんの短い時間だが皆さんにお花をいれていただき最後のお別れをする。

お骨上げまで待合室にておいでくださった方々とお話をさせていただいた。私は立場的には「友人のひとり」に過ぎないが、彼との付き合いの長さ、濃密さにおいては家族同然であり私の家族とも深く親交があった。なのでご親族をさしおいて申し訳なかったが最初のご挨拶をさせていただいた。

 その後、残られた方でお骨上げをする。最後に喪主である彼のお姉さんからご挨拶があり散会となった。



この堀ノ内斎場は私の母の葬儀をした所でもあり感慨深い。

M子さんとT田君と私の家族で三鷹の自宅に向かう。M子さん、T田君は今日私の家で泊まることになっているのでゆっくり話ができる。

今回の事で思うことがある。J尾君が「火葬だけにしてくれ」と言い残したので、それに親族の方は従った。それは彼が残された親族に負担を掛けたくないという気遣いであったが、私たちは少し淋しい思いをした。火葬だけというのはまさに事務的に進行して故人を悼む時間がないのだ。

彼のように立派に生き抜いた人間は、お集まりいただいた方々が追悼する気持ちも深い。彼が闘病していた事を知らせてなかったので突然の訃報に衝撃を受けた方もいらっしゃる。なので彼の言葉に逆らうようだが、最後にみなさんで食事会をすべきだった。それは会費制でもかまわない。ご親族をおいて差し出がましいが、私がもう少し気を配るべきだったと今になって思う。

帰ってから友人だけで追悼会をする。悪いなJ尾、私たちだけ飲んで、酒を満たしたグラスをここに置くからな……献杯。


0 件のコメント:

コメントを投稿