2013年1月21日月曜日

平成25年1月20日(日) 晴れ

一夜明け、午前中にM子さんとT田君を三鷹駅まで送る。また会いましょうと、挨拶をして改札口まで見送った。気をつけてお帰りください。

心が激しく揺れた一月だった。こんなことはそうそうあるものではない。先月の13日からわずかひと月たらずの間に親友の葬儀二件と叔父の葬儀、そして長男の結婚式を間に挟み奔走した期間であった。非日常の連鎖もこれで落ち着くであろう。気持ちを切り替えて明日からは仕事に戻る。激しい運動をした後の筋肉痛のような心の痛みと昂ぶりはすぐに消えはしないが、時間が解決してくれる事は経験的に解っている。

午後になり明日の仕入れのため酒屋さんを回る。明日は酒屋さんが休みなので配達がないのだ。あれこれしている内に陽が傾いていた。静かな夕暮れである。


帰宅し、妻とふたりであれこれ話す。普段であればテレビをつけたままが多いが、テレビをつける気にならない。気分がまだ今日はそういう日常ではないのだ。今晩は遺影に向かい酒を酌んだ。もうJ尾はどこにもいない。絶対揺るぐ事のない厳然たる事実。しかしこの空間と時間に、彼の気配の名残り、それは昨年九月からこの家で生活を共にした日々の名残り、静謐な気配を感じるのは夫婦共通の想いである。

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