2015年11月22日日曜日

平成27年11月21日(土) 晴れ 「一本松山・金剛山・高倉山」

三鷹から電車に乗り10時過ぎ藤野駅に下りる。今月は毎週週末の天気が悪くせっかくの紅葉シーズンが潰れていて、今日の晴れはどこの山も大変な人出であろうから静かそうなところを探してみた。

藤野町名倉の南側の山を歩くことにする。



相模川に掛かる弁天橋を渡り奥に見えている山に向かう。


振り返ると奥に陣馬山~生藤山の稜線が見えている。今日はすごい人出だろう。こちら側は誰もいない独りを満喫できる地味な山歩きの真骨頂、醍醐味である。醍醐味というほどではないと思う。

地味ですなあ(笑)
 低山歩きは気が楽だ。1000mを超える山だと時間配分を細かく計算するが、ここではそういうのはない。ただし基本的な装備(ヘッドライト・ホイッスル等)は日帰りといえどもちろん携行している。

ホイッスルに関してはネットで面白い文を見つけた。以下抜粋「alone in the mountain」より

笛は遭難時に仲間を頼ることの出来ない単独登山者の必需品とも言えます。軽く吹くだけで大きな音量が出るので、近くに登山者がいれば助けに来てくれるかもしれません。しかし、最悪の事態を覚悟の上で単独登山をしてるくせに、追い込まれた時にはすぐに他人に助けを求めるような登山者にはなりたくないと常々思っています。

これは笛というよりもお守りです。イザと言うときでもあまり他人に頼りたくない性格なので今後も使うことはないと思います。そんなワケでどうせ使わないのだから次回の山行からはオカリナでも持って行こうかと思っています。
なんて、強がりを書いてますが実際には足を挫いただけで、気が狂ったように吹きまくると思います。
以上抜粋終わり



一旦下りて車道を歩き、また登り返す。


の・ど・か・で・す



お社の屋根にカメラを置いて滅多にしない自撮りをしてみた。逆光だったのでこれまた滅多なことでは使わないストロボを使う。滅多にしない×2。ちなみに今日はお気楽山歩きなのでコーヒーを飲む余裕である。

正面左・峰山 奥は丹沢山系
 40分以上休憩していたが年配の男女混合パーティ2組と女性2名に遭っただけだった。以後下山するまで前後に人の気配は一度もなかった。






この山域は林相がとても素晴らしい。


高倉健さんを偲んで来たわけではないが一ファンだったので山頂で合掌。


軽い、グリップ良しで活躍中のゲルトラブーコ。足首のホールドは、重装備で露岩帯を行くのならともかく、日帰りでは何の問題もありません。NBAプロバスケの選手もハイカットを履かなくなっている。

さてこの先に問題発生。通行止めになっているではないか。


低山なのでピクニック気分で入山する人もいるのを配慮しての安全策なのだろう、と思い個人の自由と責任の名において(at your own risk)突入する。

途中までどうということはなかったが


ははあ、これか。U字に50mほど崩落している。


上の写真だと普通の山道にしか見えないが、これがとんでもないクセモノで


谷側に大きく切れ落ちていて足元は落ち葉でズルズル、おまけに日陰で下が少しぬかるんでいて踏ん張りが利かない。写真で見るよりはるかにキツい傾斜で、一瞬(通過出来るか?)と躊躇したが、山側にへばりつくようにして、半歩ずつ、重心をかける足のグリップを確かめながら移動する。木の根を頼るときは枯れていたりするので注意が要る。本当は写真なんか撮っている場合ではなかったのだ(笑)。

でなんとか鎖場になりヤレヤレ。もう大丈夫!それでも写真では平らに見えるがズルズルの傾斜です。



いやあ荒れてます。ようやくまともな道が見えてきて出てから振り返ったら


こんなん出ました(笑)。よい子は絶対にマネしないように。

はい、おっしゃる通りでした
 後はぶらぶら藤野駅に向かう。





今日歩いてきた山並みを振り返る。


楽しい低山歩きが後半はスリル満点のトラバースありだったが、無事に終わった。山の神に感謝。

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