2017年5月15日月曜日

平成29年5月14日(日) くもり

午前中に野川散歩にでる。天文台裏門から入り自称、野草ポイントを観に行く。


そろそろユキノシタが咲く頃なので巡回点検(仕事か・笑)。

*花茎が出ているのでもうすぐだ
*花茎(タンポポやスミレのように地下茎や根から直接出て花だけをつける茎)

ハケの舗道に向かう。


薄墨一色や石灰を塗り込めたような単調な曇り空ではなく、厚みがあり表情が豊かな曇り空でこの辺りは本当に空が広い。


昨日の雨で大気が澄んでいて奥多摩方面は明瞭に見通せるが雲は取れない。

ハケの舗道をゆく
読売ランドも鮮やかに見えている
スイカズラ(忍冬)
最初見ると白と黄色の違う色の花が同じ茎に咲いているので不思議に思うが、スイカズラは咲いてから、花の色が白から黄色へと変色するのだ。つる性多年草で根元は太くなるが、木ではない。

東南尾根(笑)を下りる
一度野川にもどり

東大馬術部の横を通って



アジサイロードを眺めながら

日曜日なのに人影がない
天文台通りに出て帰る。90分の散歩。そして午後から神代植物園にダブルヘッダー。



シャクヤク園も盛りで種類が多すぎて際限がないので一枚だけ。



バラ園にまわる。


いつの間に咲いたの?というくらいすごい種類が咲き乱れている。ここもひとつひとつ撮っていてはキリがないので少しだけ。


清楚でいいね~。




白や黄色は露出を抑えればある程度ニュアンスが伝わるが、赤系は色補正してもだめだ。デジカメは赤系統の表現力が弱い。


実物はもっと深く沈んだ赤なのだが、う~はがゆいの~。


梅と温室以外何もなかった2月からみれば、これぞ植物園だが、個人的には人の少ない真冬の贅沢な空間が好きである。

野草園はひっそり
フタリシズカ
ホウチャクソウ
ガクウツギ
これらは山に咲く。バラのような艶やかさはないが己を全うしている。

あれになろう、これに成ろうと焦心(あせ)るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作りあげろ。世間へ媚びずに、世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値うちは世の人が決めてくれる。 

吉川英治『宮本武蔵・空の巻』より 武蔵が伊織に言って聞かせる言葉

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