2012年12月18日火曜日

平成24年12月17日(月) くもり一時雨

朝から小雨模様だ。たまたまなのだが今日も私は休みだ。友人の死を悼むためせめて今日までは行いを慎んで家にいよう。

NHKBS歴史館『妻よ!子よ!家族をめぐる忠臣蔵~大石内蔵助・究極の選択~』(録画)を観る。
ドラマや芝居などで知る大石内蔵助像を彼の直筆の手紙など史実に基づいた視点から探る。
忠臣蔵の真実話は諸説ありどの解釈も面白いが、この番組の彼の手紙は、最後まで家族を気遣ったひとりの男性として紹介していて、人間味あふれる魅力的な男だったことを想像させる。

また討ち入り時玄関先に立てた「浅野家家来口上書」の内容は、喧嘩両成敗の不手際の幕府を糾弾するものではなく、あくまで主君の無念を晴らすだけであると書かれている。

これによって幕府の立場や面目も保たれている。そして口上書の写しは内蔵助の手配により各所に送られていて、広く庶民が知ることとなった。これにより自らの正義を世間が認めるだけでなく幕府の体面も保たれる配慮がなされていた点で大石の器量の大きさが見えてくる。

本来ならば討ち入りは犯罪であり、打ち首が妥当であるが彼らは切腹という武士の作法通りの処遇であったのは、幕府が体面を保てたのと、かつ世間の声を無視するわけにはいかなかったということになる。番組中でこのような解釈を紹介していて、やはり忠臣蔵関係ははひきこまれて観てしまった。

明日からは気持ちを切り替えていこう。



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