2017年6月12日月曜日

平成29年6月11日(日) 高曇り

今朝はコーヒーを淹れずにプライムミュージックを流してブログの更新。


リビングで新聞とシェイク。


野川散歩に出る。部屋にいるときと違い歩き出すと暑い。


左岸の舗道を上流に向かって歩く。ワルナスビがたくさん咲いている。


ワルナスビについては何度か書いているが、花が可愛い他は、名前のとおりとんでもないクセモノで、全草毒、全身トゲだらけで葉裏にまでトゲがあるので動物はこれを避けるので食害に遭うことがない。間違って家畜が実を食べて死ぬ事故があるそうだ。


また除草剤に強く、繁殖力が極めて高く、地下茎を耕耘機などですいたりすると、切れたひとつひとつから芽が出てさらに増殖する。そして種は100年の乾燥にも耐えて発芽するという手に負えない帰化植物である。一度生えると完全駆除は難しいみたいだ。日本の近代植物分類学の権威、牧野富太郎博士が名づけた最凶のワルである。

野川からハケの舗道にまわる。


奥多摩も丹沢も雲の中。


この時期あちこちでドクダミも咲いている。


花びらに見えるのは苞(ほう)で花穂におしべ、めしべがあるだけという萼(がく)も花びらもないという変わった植物である。植物は進化の過程で他の器官と併せた様々な役割変更や省略が行われている。

天文台構内を抜けて帰る。

ホタルブクロ
午後は部屋で調べ物。で、アジサイについて調べていたら、湯浅浩史『植物ごよみ』の中で紫陽花と漢字で書くのは、平安時代、日本のアジサイを漢名で表記しようとした源順(みなもとのしたごう)が、『倭名類聚鈔』で、あてそこねた誤りが現代まで続いているとあった。

紫陽花が出てくる原典は白居易(白楽天)の『長慶集』で「色は紫、気は香しく」とあり、おそらく香りのないアジサイではなくライラックのようだ。しかし、日本と中国は同じ植物が分布すると思い込まれていた当時、この漢字のあて誤りを指摘されぬまま定着してしまったそうだ。

江戸後期の草本家、井岡冽(いおか・れつ)は誤用に気づいているし、先出の牧野富太郎博士は『植物裁判(科学知識14巻4号)』をはじめ、口を酸っぱくして、その誤りを説いたそうだが、依然として文学の世界を中心に紫陽花は根強く生き残っている。

終わりの文に「一度根づいたのは誤りといえども正すのは容易ではない」とある。

う~ん、たしかに、あて字丸覚えで疑いもしないから初めて知った。アジサイを漢字で紫陽花と書かぬ(書けない人も含めて)方が正しいのか(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿