きのうリンクを貼った方以外でも同じ間違いをして相模湖方面に下りてしまった、という報告がいくつか見つかった事は書いた。
中でも、高尾山系にとても詳しい方が書かれているブログに『道迷い』というタイトルで、明王峠のコースミスが高尾山系の中で最も多いことを指摘されていた。
高尾評論 「道迷い」
以下引用
高尾山域で道迷いをしたという情報が一番多いのは、明王峠だ。引用終わり
陣馬山から陣馬高尾縦走路を景信山へ向かうつもりが、相模湖駅の方へ降りてしまうのだ。
陣馬高尾縦走路は、斜め左の杉林の暗い感じがする方向へ進むのが正解だ。
ただ、トイレに沿った明るい階段を下りたくなってしまうのだ。
次に多いのが小仏峠で、景信山から来て、小仏バス停に下るケースが多い。
陣馬高尾縦走路を行くには、廃屋の右側を通り、再び登るのが正解だ。
その次に多いのが景信山頂で、やはり小仏バス停に下ってしまう。
陣馬高尾縦走路を高尾山方面に行くには、直角に右折し、まず1軒目の茶屋の軒先の左を通り、次に2軒目の茶屋の右を通るのが正解だ。
それから、よく言われることだが、迷ったら、又は迷ったようだと思ったら、とにかく引き返すことだ。
たとえ上り坂でも、戻りに要する時間は思ったより短い。
逆側、高尾~景信山方面からの縦走ではこの間違いをおかす事は考えにくい。この間違いは陣馬山から景信山に向かう時に多く見られるということだ。
つまりY字を下からなぞって分岐を右に行くと相模湖方面、左に行くと景信山方面という構造になっている。そして右に分岐した先、縦走路ではない明るい方に茶屋と休憩所及びトイレが設営されている。
事実、私も明るいそちらの方に目が行き、手前の分岐は見ているにもかかわらず結果的に見えていなかった。
景信山に向かう本来の道は、引用にもあるように「斜め左の杉林の暗い感じがする方向」が正解だと書かれている。
何か隠しダンジョンの扉を発見するような気分になってきた(笑)。今度いつ行こうかな。
しっかり整備された世界で最も多くの登山者で賑わう高尾山でも、こういった場所があるので気をつけなさいよ、ということだ。
イギリスでは多くの人が訪れる低山のハイキング登山のようなコースでもほとんど標識らしきものはないそうだ。これは整備が遅れているのでも不親切でも勿論なく山に入る者は地図とコンパスを用意して自分の頭で判断して歩きなさい、ということで数々の近代スポーツの発祥の国、冒険の国らしい、つまるところは自己責任の世界である。
三鷹駅周辺の木々もすっかり晩秋から初冬の風情になってきた。
三鷹駅北口・ロータリー前 |
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