2013年12月30日月曜日

平成25年12月29日(日) 晴れ

きのう荒神さまの事を引用したが、百聞は一見にしかず、ということでこの寒い中行ってみた。荒神信仰は諸説あるようだが、現在は台所の火と水の神様という事になっている。


初めて降りた青物横丁駅。千躰荒神まではここから歩いて数分の距離である。



荒神様というと神社が多いような気がするが、ここは海雲寺という寺である。








境内の事務所の方に声をかけ、「絵馬はありますか」と訊いたら「知る限り少なくとも50年前に遡っても絵馬の風習はありません。ずっと古い時代なのでは」ということだった。そうか湯島天神のような絵馬はないのか。荒神さまの絵馬は湯島などのように境内の一角に結ぶ絵馬とは違い、家に持ち帰り台所に祀っておくのだ。残念だが無いものはしかたない。(明治以来すっかり絶えてしまいました)という小説の下りを実証する形となった。厨房に貼るお札を購入する。300円也。


海雲寺を後にして品川に戻る。今日はもう一カ所まわる所がある。六本木のサントリー美術館だ。


品川から相互乗り入れの都営地下鉄で大門まで行き、大江戸線に乗り換え六本木に到着。ミッドタウンは地下鉄駅に直結しているのでアクセスがいい。




館内はすでにお正月仕様で華やいでいる。サントリー美術館の催しは、現在改修中の京都平等院の国宝「阿弥陀如来座像光背飛天」や「雲中供養菩薩像」など改修中でなければ間近では見ることができない仏様の群像展だ。

仏様達には失礼だが、これが観たかったのではなく招待券を頂いたのでせっかくだから観ておこうという程度の消極的動機だった事を白状する。夏に来たときの「谷文晁」展はよかった。


家を出たのがちょうど昼時だった。のんびりしていたら三鷹に帰ってきたときはすでに昏くなっていて、昼間も寒かったがさらに気温がぐんと下がっているのがよくわかった。

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