2013年12月26日木曜日

平成25年12月25日(水) 晴れ

テレビの報道番組で今日25日はクリスマスであるが「スケートの日」でもある、と言っている。へえそうなんだ。話によると幕末期に英国人トーマス=ブラキストンが函館で初めてスケートをした記録を記念にしたらしい。

「スケートの日」はともかく、ブラキストンと聞いてピンと来た人は多いはずだ。「ブラキストン線」の提唱者その人だ。ご存じの方が多いとは思うが、一応補足しておくと、幕末から明治初期にかけて主に北海道で過ごしたブラキストンは「動植物分布の境界線が津軽海峡にある」と提唱し、これが後に認められ「ブラキストン線」と命名された。

wiki ブラキストン線

昼食は家で蕎麦を茹でた。冷蔵庫を見ると鶏などの合わせる具材がないので、ねぎを卵綴じにしたシンプル自作ひとり蕎麦である。


近所を歩くと冬枯れの景色の中でピラカンサの真っ赤な実が目につく。ピラカンサスという場合もあるが これに関してはこのサイトの説明が詳しい。

「ピラカンサ」の名前について

野川の「Pyracantha」
この実には青酸系の毒があるそうで鳥たちも少しずつ食べる。結果、広範囲に種子が運ばれ繁殖に有利になる植物の知恵だそうだ。[Pyro(炎)+Acantha(棘)]が語源とある。

年賀状の宛名書きをすませてようやく投函する。

ぎりぎりになってからだと言い訳がましいが、やっつけというか、まあこれでいいかと安直になってしまいデザイン的には納得の出来にはならない。作家池波正太郎は年が明けると次の年賀状を毎日一枚一枚手書きで書いていた、というエピソードを読んだことがある。ぎりぎりだと絶対に出来ないわ。

昔、木曽路を旅行したとき旧中山道の馬籠(まごめ)にある島崎藤村記念館に行ったことがある。話が逸れるが、旧中山道(きゅう・なかせんどう)を(いちにちじゅう・やまみち)と読んだ女子アナがいたという実話の笑い話を思い出した。

話を戻して、その藤村記念館で藤村直筆の年賀状が展示されていて文面は中央に一行だけ書かれてあった。

新年乃御慶目出度申納候

この簡潔で格調のある一行を借用させてもらい出す十数枚がある。手抜きである(笑)。

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