2012年8月27日月曜日

平成24年8月26日(日) 晴れ

娘がブランド枝豆を買ってきた。値段を聞いたが忘れた。しかし安かったそうだ。


山形・庄内鶴岡の「だだちゃ豆」である。他関東圏で有名なのは新潟の「黒崎茶豆」があるが鶴岡から移したものらしい。関西では丹波の「黒枝豆」といったところだ。いずれも文句なしにうまい。

ケーブルTVの「日本映画専門チャンネル」というのがある。最近、高倉健の特集をやっている。私の世代で高倉健を知らぬ人はほとんどいないと思う。最新作『あなたへ』が封切られた。日本映画専門チャンネルもそれに合わせての特集であろう。テレビCMを見ると健さんもだいぶ歳をとってもう八十歳だそうだ。私は高倉健の映画は多く観ているが彼が歳を取ってからの映画数本はあえて観ていない。衰えた建さんを見たくない単純なファン心理だ。

今日は日本映画専門チャンネルの夜九時から三時間枠で『夜叉』を放映していた。驚いたのは映画が終わった後、最近撮った高倉健のロングインタビューを約一時間流したことだ。

最初、ああ健さんもジジイになっちまったなと、しみじみ観ていたが、聞き手の軽部真一氏との会話がはずみ饒舌と思われるほど色々語ってくれた。そうすると不思議にだんだんと健さんがジジイに見えなくなってきたのだ。ちょっと下を向く仕草、唇を噛む仕草、あの笑わぬ建さんが見せる一瞬のニヤリとした仕草どれもまぎれもない健さんであり、この人は衰えるどころかますます輝きを増して私たちに語りかけてきて、私の中の健さんがそこに、まさに『健さん』がいた。

「メールとかFAXで仕事やCMの依頼がくるんですよ。すべてお断りしています。メールやFAXは情報を伝えるのに便利な道具です。しかし心は伝わらない。今年一本だけCMの仕事を受けたんです。それはその会社の社長自ら直筆の手紙で、自分がなぜこの会社をやっているのかを自分の人生感とともに切々と書いてこられた。こちらも居ずまいを正して読みました。そしてその仕事を受けました」

この長いインタビューを観る機会があったことをありがたく思う。映画『あなたへ』は近々観に行くことになると思う。

明日も暑そうだ

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