2012年9月13日木曜日

平成24年9月12日(水) 晴れ

今日は午後から天候が不安定になる予報がでていた。店の営業中、19時半くらいだったと思う。外を歩いている人が傘を差している。叩きつけるような降り方ではないがアスファルトに黒いシミが拡がってゆく。手許のIpadで、リアル降雨状況を報せる「東京アメッシュ」を開いて驚いた。


なんと、広い首都圏一円で降っているのは三鷹、武蔵野、杉並周辺だけであった。こういうこともあるのね。

帰って『美の巨人たち「文字書き人形」』(録画)を観る。江戸時代後期、ゼンマイと木製のカムと紐を精緻に組み合わせたからくり人形で、筆を巧みに使い墨で「寿」の字を書く。他にも松、竹、梅も書ける仕組みだ。160年も前の作品にしてはよくできているというのではない。これを一からコンピューターを使わず全て手作業で創造することを考えれば、とてつもない作品であることが判る。
人形の凛とした表情、全体の品格、調度類の隅々までの細工に圧倒される。日本が近代工業においても世界で認められる製品を数多く生み続けることができるのはこういう伝統が背景にあることは疑う余地がない。日本人の誇りである。

田中久重:作「文字書き人形」
この歳になるとめったなことでは驚かぬが、これは腰が抜けるほど驚いた(抜けてないが)。

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120908/index.html


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