2014年1月29日水曜日

平成26年1月28日(火) 晴れ

ブログの更新をしてから昼前に野川に行く。外の気温は判らないが明らかに暖かい。春のようだ。日課に近いくらいの頻度で来ているので風の冷たさの変化を文字通り肌で感じ取れる。

日によって違うがアオサギを二羽見かける。全く見かけないことも多い。アオサギやダイサギなど大型の鳥類は姿を現さないときや寝るときは自然の中のどこにいるのだろう。里山ならともかく三鷹のこの辺りはのんびりしているとはいえ住宅街が広がっていて大型の鳥類が簡単に姿を隠せる場所はそう多くないはずだ。

そう思ったが、考えてみればヒトと鳥の睡眠は質的にも量的にも違うであろうことは想像できる。外敵や捕食者の危険が少ない水辺で小まめに休息していれば足りているのではないか。ヒトの眠りのように脳と体を同時に長時間継続して休める必要はないのだろう。

アオサギ
風もなく春先のように暖かい。歩いているだけで汗ばむくらいだ。


アオサギ2号
 陽だまりになっている場所に「オオイヌノフグリ」が咲いていた。直径1センチに満たないほどの小さな花だ。この花が「オオイヌノフグリ」という名前だとは知らなかった。店に戻ってから家内に写真を見せると瞬時に答えが返ってきた。植物の名前当てでは私は劣等生である。

調べてみると明治期に帰化したヨーロッパ原産とある。実のなる形状が犬のタマタマに似ているので付けられたようだ。

生物の名前は何の衒いもなくよくこういう名を思いつくものだ、というのも多い。例えば植物では、ママコノシリヌグイ・タヌキノショクダイ・ヘクソカズラなど調べればいっぱいでてくる。

「オオイヌノフグリ」は3~5月が花期になっていて陽当たりのよいあぜ道や小川の土手に群生して咲くそうだ。ということはこの花が咲き始めれば春は近いと予感させる指標の花の一つということになる。

オオイヌノフグリ

上の写真は構図が傾いているのではなく、橋に傾斜を持たせて架けられている。

野川自然観察センター
 野川で観られる動植物の紹介や昆虫の標本などを展示していて職員が常駐している。野川は手を加えてないように見せながらもしっかり管理されている良い例だと思う。


野川を後にして天文台側にまわる。天文台の南西を囲む塀が老朽化しているため今工事が進められている。人通りの多いところではないが確かにかなりの経年劣化で何かの時には倒壊の恐れを想像してしまう。

店に出てからニュースを見ていると、今日の東京地方は最高気温15.2℃と伝えている。暖かいわけだ。

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