2014年1月10日金曜日

平成26年1月9日(木) 曇り時々薄日射す

ようやく今年初めて野川に走りに行く。走るといっても十日も空けてしまったので、まずは歩き中心で様子を見る。思ったより体が軽く感じる。まあ歳も歳なのでボチボチいこう。

イチローが何かのインタビューで「もう歳なので、と言うのは一番楽なんですよ」と言っていたのを思い出す。これはもちろん他者に向けた発言ではなく、自らを顧みてのひと言だが加齢による衰えに対する彼の強い心構えが顕れている。一流のプロとして歳を認めた時点で自分を許してしまう事を、自ら戒めているのだろう。

私はイチローではないので堂々と「歳なので」と言える(笑)。私はムキにならず肩の力を抜いて楽しめれば良いのだ。


日常に戻った古八幡を通り野川をゆく。


昨日の雨で泥濘んでいるかなと思ったが少し柔らかい程度だった。ただし昼前だが寒いので人影は少ない。

上の写真は奥が上流になり、この立ち位置は右岸である。私の家から来ると左岸側の方が近いうえに日当たりも良いのでそちらを走った方が快適なのだが、写真を撮る場合この時期は常にこの写真の左側、つまり南から陽が射すので左岸だと川面に向かっては晴れた日は逆光になり撮影しづらくなる。なので日影になりやすい右岸をあえて通る習慣になっている。




奥が下流

ここの飛び石を伝って左岸に渡る。人為的に置かれたものだが、カワセミ狙い撮影者の人達の小細工と違い、この大きさの石なので管理者が施したものと思われる。



引き返して下流に向かって左岸を走る。やわらかな土の感触を味わいながら走る。一年前に同級生二人を亡くしてから思うのだ。生かされている私が彼らの分まで、楽しんで生きてゆかねばと。彼らにどこかで見守られながら。

倒置文章を書くのは自己陶酔に陥りやすいので注意が要る。(見守られながら。)の最後に「見守られながら・・・・・・。」などと三点リーダーを付けて書けば、詩的にフェードアウトしてゆく感が出せ余韻が効果的である、と思うのは書き手の大勘違いであることは理解しているのでそういうことはしない(笑)。




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