2012年10月12日金曜日

平成24年10月11日(木) 晴れ

きのう観たドラマ阿部寛主演『ゴーイングマイホーム』で映像が映画調の印象だったことを書いたが、クレジットロールを見て納得した。監督・脚本が是枝裕和であった。2004年カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が史上最年少十四歳で最優秀男優賞を受賞した作品『誰も知らない』の監督である。この人はテレビマンユニオンの出であるが、映画に転身し成功を収めている。この番組は最後まで観ることになるだろう。

『にっぽん縦断こころ旅』は今、高知の旅である。プレビュー的な月曜日で室戸や足摺に行くと思っていたら本編はそうでもなかった。本編でさえ予告編みたいなものであるから週末編を観るしかない。火野正平さんは高所恐怖症で大きい川などに架かる高い橋を普通には渡れない。腰が引けたまま自転車を押して渡る場面が以前から何度もあり、それが微笑ましく映る。人間の弱点を晒すことが好感度につながっている良い例である。そんなに美男子とはいえぬ彼が若い頃から女性遍歴でやんちゃぶりを発揮してよく週刊誌ネタになっていたが、強がらない彼はモテるだろうと思う。

今日の食事、昼は家でパスタ(茄子とタマネギとベーコンのトマトソース)、茹で時間もどんぴしゃアルデンテで自画自賛になるが美味かった。家だと写真を撮るのを忘れている。残念。

夕飯は店を開ける前、レトルト中華丼を掻きこむ。これは撮影意欲が湧かない被写体だった(笑)。
意識せぬと炭水化物(糖質)中心の食事になるなあ。休みの日には飲んでいるため一度も米粒を食べぬことも多いのにどうも偏ってしまう。涼しくなってきたので体を動かそう。

遅くなりノーベル文学賞の発表があり中国の作家:莫言氏に決まった。チャン・イーモウ監督の映画『紅いコーリャン』の原作者である。ノルウエーは大人である。二年前の平和賞以来ノルウエーに対して子供じみた嫌がらせを続ける中国に向かい政治とは無関係であるとのメッセージだと思うが、中国はこれをまた国威発揚のプロパガンダにでも利用しかねない。中国の指導者層はどうすれば大人の振る舞いであるかを本当は誰よりも判っているのだ。しかし十億人の経済格差不満からくる内圧、周辺地域との摩擦など抱えている問題の深刻さが、彼ら指導者層の反応として表現せざるをえない状況に彼らを追い込んでる。先日の大規模な反日デモは民衆が自ら集まったのではない。政府主導の下に行われたコントロールされたデモである。中国は共産党独裁の国である。勝手に集会やデモをすることは許されない。もしやれば天安門事件のように暴動とみなされ軍隊がでてくるだろう。民主化を訴えるだけでそうなのだから、もっと大きい外交政策である重大な対日問題に中国国内で命がけで勝手に反日デモをする中国人はひとりもいないと考えるのが一番自然である。日本とは違う、中国はそういう国である。




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