私のブログの読者は何のことか判らないと思うが、ここでその件に関して私が多くを語るのは「その件」の主旨に反するので止めておきます。
朝昼兼のごはん。
かぼちゃの煮物は苦手なのでパス。味噌汁の左上は明日葉(アシタバ)炒め。目玉焼きは、焼くときに何も味付けをせず醬油派である。
土曜も営業はしているが、平日と違い静かなものだ。暇なので店のマスコットを撮ってみた。
季節で変えるのれん |
これも季節物 |
まもなく(三月三日、四日)深大寺のだるま市である。
これは『魔キューピー』といって一見恐いが、魔除けのアイテムで知り合いのアーティストIさん作サイン入り、来福人形である。
店に書を二点掛けてある。
上は草書と行書の間くらいの筆使いで、下は隷書で書かれているが同じ方が書いた物で、すでに傘寿を過ぎていらっしゃると思うが、知り合いの三鷹の書人から贈られたものである。
下の詩は唐詩選の中の于武陵(う・ぶりょう)作『勧酒』である。有名な詩なのでご存じの方も多いと思うが、一応説明を書いておきます。
勧酒 五言絶句
勧君金屈卮 キミニススムキンクッシ
満酌不須辞 マンシャクジスルヲモチイズ
花発多風雨 ハナヒラケバフウウオオシ
人生足別離 ジンセイベツリタル
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(井伏鱒二・訳)
注・金屈卮「曲がった取っ手の附いた金の杯」
花に嵐とは、月に叢雲、花に風のこと。物事には邪魔がすぐはいるの意味。
于武陵
晩唐の詩人。杜曲の人で大中年間(847-859)に進士に及第するも官界の生
活が性に合わず、書物と琴を携えて各地を放浪する。屈原の故国である洞庭湖
付近の風物を愛し、そこに居を構えようとするが果たされず、晩年は嵩山の南
に隠棲した。
酒を提供する店にはぴたりと嵌まる額である。
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