2014年3月22日土曜日

平成26年3月22日(土) 晴れ

暖かくなった。陽ざしも明るく、もう冬の気配はない。昼過ぎに散歩と食事を兼ねて出かける。東八道路に出て有名な天命反転住宅の前を通り、道の向こう側のラーメン店「ぐうたら」に行く。

天命反転住宅


黒醤油豚骨味玉つき¥800
 「ぐーたら」をでて近くの西部図書館で、先日野川で見た花の名前を調べようと、野草関係の図鑑などを色々あさったが、学術的なものは、まず前段階の植物学で使用される専門用語が理解できていることを前提として書かれているので、その専門用語を学んでからでないと内容についてゆけずあえなく敗退。

野鳥などは日本で観察できる種は全国で一年をとおして600種にも満たないので図鑑で調べればほとんどの場合種類が判るが、植物の場合、動かないとはいえ、道端の雑草ひとつを取り上げても直ぐには名前が判らないものの方が多い。

それは分類学上の脊椎動物亜門の下、鳥綱という小さな括りと植物界という大きな括りとを比べるからで、種の数の桁が違う。


いつもとは逆の道順で天文台裏側から、補修工事の終わった国分寺崖線の階段を下り野川にでる。
補修前
補修後

ステップの箇所にセメントを入れたので、たしかに歩きやすくなったが、ほんの短い階段でも山道の情緒は失われてしまった。歩きやすさを一番に求める人は、そもそもここには来ないと思うのだが、前のままの何が不都合なのだろうか?


今年初めて、土筆(つくし)を見つける。何枚か写真に収めたのだが、ピントが合っているのが一枚もなかった。私がカメラを使いこなせてないのだろうが、明るいところのローアングルの接写は液晶画面での確認に手間取り、コンデジではなかなか難しい。


白のハナニラ
薄紫のハナニラ
早春の恵み・収穫の土筆


土筆のはかまを剥がし洗ってから下茹でをして、水に晒しあく抜きをしてから、キンピラにする。

何かの「食レポート」であればリップサービス満載で書くこともあるのだろうが、土筆は取り合いになるほど美味いものではない。ただ、季節の贈り物、早春の滋味をありがたくいただけるという場に居合わせることが、食する者の心の琴線に触れるのである。

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