朝刊に、「G8崩壊危機」の見出しが躍っている。ソチオリンピック開催中にウクライナのキエフで起こった騒乱でヤヌコービッチ大統領が国外へ脱出、以後大統領が私腹を肥やしていた様子が日本のマスコミにも大きく取り上げられ話題になったが、その後ロシアがクリミア半島に軍事介入してきな臭くなってきた。
近年、日本でも尖閣諸島や竹島の領土問題で周辺各国と揉めているが、領土問題というのは有史以来、私の知る限り、ひとつの例外を除いて常に武力での争いだったと認識している。
ひとつの例外は、1867年にロシアがアメリカにアラスカを売却したことである。時のロシア皇帝アレクサンドル二世は、クリミア戦争で疲弊した経済を立て直すべく、中立的立場だったアメリカに金銭でアラスカを手放した。
このアラスカ売却はロシアの歴史の汚点となって、アレクサンドル二世は「最悪の皇帝」と呼ばれている。
このアレクサンドル二世の孫に最後のロシア皇帝ニコライ二世がいる。そのニコライ二世の別荘宮殿がクリミア半島の保養地ヤルタにある。
第二次世界大戦の戦後処理を、チャーチル、ルーズベルト、スターリンで話し合ったあの「ヤルタ会談」がその宮殿で行われている。
日本で暮らす我々一般の日本人からみればクリミア半島で起こっていることはテレビのニュースでしかないが、中国や韓国との摩擦を考えると私たちも、外交とは何かを一個人として考えることを求められる時代になってきたと思う。ここで語り出すと暴走しそうなので止めておく(笑)。
お昼は蕎麦をゆでて玉子とじ蕎麦。みつばがあったのでサラダ感覚でのせる。
夕方店を開ける頃になり雨あがる。
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