2012年11月29日木曜日

平成24年11月28日(水) 曇りのち晴れ

午前中車を出す用事があり九時半に家を出た。フロントガラスにポツポツと小さな雨滴を受けていたがワイパーを動かすほどではなかった。久我山の先、富士見ヶ丘の辺りでほんの一、二分だったがパラパラと乾いた音でアラレになった。この時期にしては朝から寒いわけだ。もっとも霰(アラレ)というのは上空の気温が関係していて地表近くの温度が暖かい季節にも降ることはあったと記憶している。アラレはともかく霙(みぞれ)となると湿った冷たい冬の雨である。カーラジオのスピーカーから聞こえる天気予報は今日は一月の真冬の気温だと言っている。

用事をすませての帰路、井の頭通りから人見街道への抜け道で、行きでアラレの降った富士見ヶ丘の狭い道での出来事である。

車二台がぎりぎりすれ違える狭い道で、こちらは十㍍先を左折するのでウインカーを出していた。その左折ポイントの交差点の向こうから直進車があった。普通であればこちらの車を先に曲がらせて道を空かせたほうが相手の車も走りやすい上時間もかせげるはずだ。それが何と強引に突っ込んできたのだ。こちらは左折寸前で急ブレーキ、狭い道ですれ違うのにミラーをたたむことになった。すれ違うとき相手の運転者は高齢の男性ですごい形相でこちらを睨んでいる。

違うんだけどなあ、あなたが一瞬待てばストレスのない流れでお互い気持ちよく走れるのに。そんな譲らない運転をして恐い顔をして何か得なことでもあるのかと思う。

これはその方が高齢で状況判断力に衰えがあり運転に余裕がなかったのかもしれないが、車の運転は人柄がでるもので意地悪な運転をする人間がたまにいることはハンドルを握る者なら誰でも覚えがあるはずである。

こういう出来事があると、腹が立つというより悲しくなる。そのすれ違った車は高級BMWでちらっと見ただけだが身なりの良さそうな方だった。家では優しい顔の老人かもわからないが、その歳であんな恐い顔をしてはいけません、人の本性が見えますよ。


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