真夏のような雲が見える。これが前兆であったことはこの時点では思いもしなかった。
6号路をゆく |
私の前をゆく方が、誰かが捨てたお菓子の包み紙を、実に自然体というか何事もないように拾って行かれた。自分が今までそうしてきたか、と自問すれば答えは明白だ。誰にでも出来ることではない。(あなたは素晴らしい方です)映画『七人の侍』で若侍の勝四郎(木村功)が孤高の剣士久蔵(宮口精二)に言う口調で。
続いた雨でいつもより多めの滝 |
都心に怪しげな雲がかかっていて上空が時折光っている。局地的に降っているのだろう。この辺りは大丈夫だがいつ急変するかは分からないので早めに下山する。
が、途中でつかまってしまった。暗くなってきたと思ったら、大粒の滴がザックに落ち、雨滴はつづいて帽子のつばに当たった。簡易カッパを取りだして羽織るのと同時に、雨が激しく音を立てて路を敲きはじめた。ケーブルの清滝駅まであとわずかだったが、かなりの人が突然の雨の洗礼を受けた。保険のコンビニ100円カッパが役に立った。
後で知ったが、都心は雹(ひょう)が降ったりして大荒れだったのだ。
お土産の「天狗焼き」。これはケーブル高尾山頂駅横の売店でしか売っていない。店内で焼いておりアツアツを食べられる。粒あんとはまた違う豆の入った餡子でとても美味しい。一個140円也。
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