2016年10月23日日曜日

平成28年10月22日(土) くもり

6時半起床。プライムラジオを流してブログの更新。


リビングで新聞とハーブティー&ローカーボパン。


今日は天文台で「星と宇宙の日」というイベントがあるのをたまたま昨日の散歩で知ったので行ってみることにする。


10時開場に合わせて行ってみたらすでに200人ほどの行列ができていた。


10時ちょうどにかいも~ん。拡声器から「危ないので走らないでくださ~い」。

デモ隊ではありませぬ
スタッフの方のお出迎え
 広い構内の各研究棟で催しがあり、子供向けにスタンプラリーもあった。素人には難しいがパンフを見て「アルマVR体験」コーナーというのに行ってみた。

ALMA棟

ALMA(アルマ望遠鏡)というのは、南米チリのアンデス山中標高5000mの高原に設置されている電波望遠鏡のことである。世界が協力して建設した国際共同プロジェクトで高精度パラボラアンテナ66台を組み合わせて山手線の大きさに相当する巨大電波望遠鏡を運用している。人の視力に直すと6000だって(笑)。

宇宙の話はスケールの桁が違うので実感が伴わない。例えば、以前同じチリの高地にあるラスカンパナス天文台が観測した超新星爆発のエネルギーは、太陽が45億年かかって放出したエネルギーの1000倍のエネルギーをわずか10秒で放出した、などという、口が開いたままになりそうな話が天文学では普通のようだ。

今日のこの棟の催しはアルマ望遠鏡を設置してある観測所をVR(バーチャルリアリリティ)体験させてくれるというものだ。


標高5000mの高地によくこんな平らな場所があったものだ。


ヘッドマウントセットを付けてもらい標高5000mの観測所を疑似体験する。わずか5分だがなるほどね~。最近ゲーム機でも次々VR機能を搭載した機種が発表されているのでもう身近になってきた素晴らしい技術である。


VR体験を終わり東大天文センターで「自然哲学と天文学の歴史」という講演があったので拝聴する。紀元前7世紀にはアッシリアで月蝕の予測ができていた、という解説も含めて、メソポタミア、アケメネス、バビロニアなど古代の話はとても面白かった。

構内は広いのでひとまわりしただけで十分な散歩の量になるから野川には行かない。


午後はずっと録画の整理。山関係の録画が貯まっていたのがようやくすっきりした。『にっぽん百名山』は90座を数えた。私は観るだけで十分。近所の高尾山系の裏道や中央線沿いの低山を静かに歩くのがちょうどよいのだ。


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