2014年5月14日水曜日

平成26年5月13日(火) 午前中早い時間雨、のち曇り午後から晴れ「高尾山」

八王子観光協会が月二回催している「高尾山ハイキングガイドツアー」に参加してみた。

どなたかが書かれていたブログを拝見して、内容が面白そうだったので一度行ってみようと、思ったのである。毎月テーマを決めていて、今月は「新緑の高尾山を歩こう」と、まあそのまんまなのだが、ガイドさんが道案内をするというのがメインではなく、歩きながら植物など高尾山の自然を詳しく解説してくださるツアーということである。

中三日の山歩きで、今月だけですでに四回目の高尾山歩きになる。

午前9時、ケーブルカー清滝駅前に集合。空いている。


私を含めて約二十人の参加で2班に分かれての行動となる。それぞれの班にガイドリーダーの方一人とサポートの方ふたりが前としんがりを歩く。

参加者は女性六人、男性四人の構成でご夫婦ひと組、女性のお友達同士ひと組で、他の方は私と同じ一人参加のようだ。ただし全員お見かけしたところ年齢は高い。はっきりとは分からないが、ガイドさん、サポーターさんも含めて、還暦を過ぎている私が最年少のような気がする。

数時間のお付き合いであるが、そのグループ内における私の存在は、相対的には若者である。

オカメザサの解説
今日の予定は1号路から4号路、いろはの森を辿り高尾山山頂に行き、薬王院に下りながら、ケーブルカーの山頂駅で解散というものだ。

最初から、詳しい解説が始まった。へ~そうなんだ。

フタリシズカ
 フタリシズカは花穂の数がふたつだから「フタリシズカ」ではなく、ヒトリシズカとの区別は、四枚の葉の付き方に段差があることで見分けるのだそうだ。へ~そうなんだ2。

何の自慢にもならないが、フタリシズカ自体知らなかったわ(笑)。

マルバウツギ
 マルバウツギは花の軸を抱くように葉が付いているのが特徴だそうだ。へ~3(笑)。ウツギは折ると中が空洞になっているので空木(ウツギ)と言うのだって。へ~4。


どんどん解説は続く。上の写真は、しおれたように見える葉が実は若葉で一週間もするとピンとするのだそうだ。木の名前は忘れた。最初は真剣に聴いてメモも取っていたのだが、解説が圧倒的なボリュームで、このころからお腹いっぱいになってきて、ガイドさんには申し訳ないが、だんだんBGMに聞こえてきた。

4号路吊り橋
ハナイカダ
 ハナイカダ(花筏)は雌雄異株で、夏には葉の上に黒い実を付けるとの事。ガッテン、ガッテン。

ハリギリ(せんのき)
ハリギリはコルク状の材質のため、瓶などの木栓に使われたので栓の木というのだそうだ。知らないことばかりである。

普通に歩けば一時間少々で山頂に着く道のりだが、三時間半近くかけた詳細な解説付きでようやく山頂に着いた。

わずかに見える
比較的静かな山頂広場
 三十分の食事休憩を入れて、薬王院へ下る。

菩提樹
 お釈迦様に因んで、お寺では菩提樹が植えられている所が多いのだそうだ。ただしインドの熱帯性の菩提樹とは別の木で、中国原産の菩提樹とのこと。



上の写真の花は、梅に寄生するランの仲間で、とびきり珍しいのだそうだ。ガイドさんも10年に一度見られるかどうかと言っていて、めったに見かけない上、咲いても数日なのでよほど幸運でないと見られないのだそうだ。なるほどね~、名前を伺ったが覚えていない(笑)。



2時半に山頂駅で解散となった。私が十一丁目茶屋の横から高尾病院に下る道を行こうとすると、ご夫婦で参加の方が同じ道を歩いてきた。念のために、この道は一般の下山道ではない事を告げると、よくお分かりで、この道が一番早く下りられる事を知っていらっしゃった。失礼しました。

下りは早い。三十分で清滝駅前に帰ってきた。

私は電車、ご夫婦の方は車で来ていらっしゃったのでここでお別れする。

いや~勉強になりました。勉強しすぎて耳から煙が出かかっている。知恵熱が出るかもしれん(笑)。

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