2014年5月22日木曜日

平成26年5月21日(水) 雨

昨日の深夜から降り出していた雨は、その後も降り続いていて今日いっぱいは上がりそうもない。

朝昼兼のパスタ。明太子とブロッコリーのスパゲティbyカミさん作


山歩きや散歩をしていて思うことがある。私は何か目的があってそうしているのか?と自問自答することがある。例えば、健康のためであるとか、ブログネタのためである、といえば分かりやすいが、それが本当に第一義ならば、本音では、本来そのことがそんなには好きではなく、どこかで我慢している部分や義務感のようなものがあったりするかもわからない。

私も初めはそうだったような気もする。体重を落とすためや、もろもろの理由付けがあり山歩きを再開したのだ。

それでも最初はそうであっても、馴れるにしたがい面白くなってきて、今、私は山に行くのが純粋に楽しくてしかたがない。

ある日、景信山の頂上で休んでいたとき、出会った方と少しの間お話をした。こちらも独り、その方も独りの山歩きだ。その方は私より高齢の方でお見かけしたところ、七十歳前後と思われた。

冗談交じりに「要介護にならないよう山歩きをしているんですよ」と、おっしゃって笑っておられた。

紳士的な冗談とは解っているが、一瞬その方の背後にある、家族の姿が透けて見えたような気がした。

目的はどうであれ、山歩きには必ず苦しみが伴う。急登の険しい道をゆくとき、なぜ私はわざわざ辛い思いをしてまで、ここにいるのだろうと、多くの人は一度くらいは思ったことがあるのではないだろうか。

それでも人が繰り返し山に登るのは、目的の頂上にたどり着いたときの単純に素直な歓びだけではあるまい。山は人を成長させる。

難しい困難な山道を歩いたからといって、世間に自慢できるものではないが、たとえ高尾山系の山といえど、人の歩かない地図にないような道を登り切ったとき、自分の成長を少しだけ感じるのは私だけではないと思う。

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