昨日の雨はすっかり上がり気持ちよく晴れた。このところ晴れた日は特に湿度が低く感じられ少々気温が高くても爽やかなのだが、五月の下旬は毎年こんなに爽やかだっただろうか。
武蔵境駅周辺はおいしいパン屋さんが多い。中でも私の好きなパン屋は「DonQ」(ドンク)と「Passage à Niveau」(パサージュ・ア・ニヴォー)の二軒だ。ドンクは説明不要の老舗「青山ドンク」の武蔵境エミオ店だ。もう一軒は変わった名前で、訳すると、「踏切」である。この店は駅東側の以前踏切のあった場所(現在は高架下)にあり、店のガラスにも(ここには踏切がありました。その時のように、ここで足を止めて下さい)という意味のフランス語が書かれている。
都内のフレンチレストランではドンクのフランスパン(バゲットやパリジャン)を使っている店は多い。以前私が仕事をしていた店でもドンクのパンを使っていた。適度な塩味で料理やソースとの相性が良くレストラン向きである。比べて「踏切」パンのバゲットは対照的で単品で食べても十分おいしくパンが主張している。なのでその時の気分で使い分ける楽しみがある。
「踏切」パン |
いちじくとクルミ入りライ麦パン |
カレーパン(揚げてない、焼きパン) |
上のセーグル・フリュイ(いちじくとクルミ入りライ麦パン)は15センチくらいの大きさで、ズシリと重く食べ応えがありとても美味しい。下のカレーパンは珍しく揚げパンではない。中のカレーが濃厚でこれも大変美味しい。どちらも一個¥200と、安くはないが食べてみれば納得の品質である。
「踏切」パンは武蔵境にひっそりとあるが、都心のどこに出しても大繁盛店になる実力を備えた名店である。
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