2014年1月31日金曜日

平成26年1月30日(木) くもり午後一時雨のち晴れ

予報では夕方二時間ほど降るであろう、といっていたが昼過ぎには西から降り始めて三鷹周辺でも二時にはポツポツし始めた。寒くはないので散歩に行こうかと思ったが、しっかり降りだしたので店に出るまで家で読書。

雨の降る時間帯の予報は前倒しになり外れたが、降る時間幅は当たり店を開ける前にはほとんど上がっていた。



ずいぶん日が長くなった。年明けすぐは五時に店を開ける頃は暗かったが、今は30分以上日の入りが遅くなり五時になってもまだ明るい。

店で賄いカレーを食べる。賄いは食べたり食べなかったりと決まっていない。なので賄いを用意しているのではなく、食べるときは簡単に出来るようにレトルトや出来合で間に合わすことが常である。


帰宅して『福家警部補の挨拶』第三話(録画)を観る。檀れいが演じる福家警部補はもっさりした刑事らしからぬ服装と、事件を追い出すと細かな疑問をとことん突き詰める一途な女コロンボの設定なのだが、真面目すぎないかなあ。

檀れいの良さ、魅力が今ひとつ発揮されてないような気がする。サントリー「金麦」のCMで登場するときの檀れいは魅力的だ。飾らない質素な女性の色気をうまく引き出している。それは笑顔である。

刑事役に笑顔が出てくる場面はあまりないかもしれないが、例えば犯人が最後の場面で犯行を認めた後、彼女が一転さわやかな笑顔になればそれまでの思い詰めた感が消えると思う。事件解決に一直線が彼女の最大の能力や功績ではなく、娯楽としての役柄の造形を考えれば、歌舞伎のキメではないが、最後にとっておきの笑顔で締めるのはアリだと思う。一ファンとしてそれを観たいのだけどね。

2014年1月30日木曜日

平成26年1月29日(水) 晴れ

きのうほどではないが暖かい。昼前に今日も野川に出かける。毎日似たようなコースを走っていて、私本人は飽きないのだが、定期的に読んで下さる方もいらっしゃるので、今日は少し変化をつけてみた。変化をつけてみたと偉そうに言っても大して変わりはない(笑)。

天文台通りを下り大沢橋から野川に入り、上流に向かって行き、先の野川公園や調布飛行場まで行き、帰りを近道すれば天文台を抜けて帰ってくるというのが普段であるが、今日は大沢橋から下流に向かって行ってみた。


奥が大沢橋、いつもは画面の奥に向かうコースである。


ダイサギ? or チュウサギ?

この冬初めてコガモ(雄)を観察した。少数は北海道などで繁殖例があるようだが、大部分はシベリヤ方面から越冬のため飛来している、と『フィールドガイド日本の野鳥』に書いてあった。


毎年ここの桜並木の下はお花見で賑わうスポットである。賑やかすぎて難民キャンプのようになるので私はやらない(笑)。


野川の上に中央高速が通っている。ここから引き返し対岸の道を戻る。


桜の樹が成長して鉄柵を押し曲げている。植物の物言わぬ力の逞しさを顕している。




武蔵境通りに出てここからは野川を後にして近道して帰る。


深大寺入り口交差点より少し南にある建築。壁面にランダムに窓が開けられて全ての窓には花が飾られている。個人の住宅なのかオフィスなのか有名なのかは私が知らないだけかもしれない。


適当に見当をつけて住宅街の知らない道に入る。方角は合っているのでその内見覚えのある場所に出るだろう、と思っていたら案外早く近所に出た。後で地図を見て確かめたら、大通りの武蔵境通りは南北に直線的ではなく、私の家からは少し遠ざかるように東側に湾曲して走っているのが判った。なので住宅街をジグザグに帰ってきたのは結果的に近道だったのである。

昼は残り物の炒めもの(ごはんは抜き)
 店に出てから賄いで豚カツを食べる。これは出来合の豚カツである。若者を育てる意味では賄いの手作りは重要だが、年齢を重ねた夫婦二人の賄いはとりあえず食べること優先である。



2014年1月29日水曜日

平成26年1月28日(火) 晴れ

ブログの更新をしてから昼前に野川に行く。外の気温は判らないが明らかに暖かい。春のようだ。日課に近いくらいの頻度で来ているので風の冷たさの変化を文字通り肌で感じ取れる。

日によって違うがアオサギを二羽見かける。全く見かけないことも多い。アオサギやダイサギなど大型の鳥類は姿を現さないときや寝るときは自然の中のどこにいるのだろう。里山ならともかく三鷹のこの辺りはのんびりしているとはいえ住宅街が広がっていて大型の鳥類が簡単に姿を隠せる場所はそう多くないはずだ。

そう思ったが、考えてみればヒトと鳥の睡眠は質的にも量的にも違うであろうことは想像できる。外敵や捕食者の危険が少ない水辺で小まめに休息していれば足りているのではないか。ヒトの眠りのように脳と体を同時に長時間継続して休める必要はないのだろう。

アオサギ
風もなく春先のように暖かい。歩いているだけで汗ばむくらいだ。


アオサギ2号
 陽だまりになっている場所に「オオイヌノフグリ」が咲いていた。直径1センチに満たないほどの小さな花だ。この花が「オオイヌノフグリ」という名前だとは知らなかった。店に戻ってから家内に写真を見せると瞬時に答えが返ってきた。植物の名前当てでは私は劣等生である。

調べてみると明治期に帰化したヨーロッパ原産とある。実のなる形状が犬のタマタマに似ているので付けられたようだ。

生物の名前は何の衒いもなくよくこういう名を思いつくものだ、というのも多い。例えば植物では、ママコノシリヌグイ・タヌキノショクダイ・ヘクソカズラなど調べればいっぱいでてくる。

「オオイヌノフグリ」は3~5月が花期になっていて陽当たりのよいあぜ道や小川の土手に群生して咲くそうだ。ということはこの花が咲き始めれば春は近いと予感させる指標の花の一つということになる。

オオイヌノフグリ

上の写真は構図が傾いているのではなく、橋に傾斜を持たせて架けられている。

野川自然観察センター
 野川で観られる動植物の紹介や昆虫の標本などを展示していて職員が常駐している。野川は手を加えてないように見せながらもしっかり管理されている良い例だと思う。


野川を後にして天文台側にまわる。天文台の南西を囲む塀が老朽化しているため今工事が進められている。人通りの多いところではないが確かにかなりの経年劣化で何かの時には倒壊の恐れを想像してしまう。

店に出てからニュースを見ていると、今日の東京地方は最高気温15.2℃と伝えている。暖かいわけだ。

2014年1月28日火曜日

平成26年1月27日(月) 晴れ

店の買い物をすませ車で店に届けてから家に帰る。今日はN井さんに入ってもらう日で私はお休みをいただいている。一旦帰ってからバイクに乗り換えて出る。寒い時期ではあるが三鷹市内を移動する分にはバイクの機動力の利点が寒さを上回る。

小用で東八道路の「PCデポ」に行く。


昼がまだだったのでとなりの「はま寿司」に入ってみる。ここは初めて入る。タッチパネルで注文する今時の回転寿司店である。6皿食べて少しお腹に入ったのでここで止めておく。


帰りに近所のスーパー「グルメシティ」に寄って晩ご飯の食材を少しだけ買う。ご飯といっても自宅での独り飲みであるから、米粒は食べない。作るのは手間だが出来合のものは買わない。料理をすること自体好きであるし誰に時間を急かされるわけでもないので、料理を作ることを楽しんでいる。

今日はぶりが安かったので照り焼きにする。他に蓮根のきんぴら、小エビとキクラゲの玉子炒め、山芋おろしを作る。

ぶり照り焼き
蓮根きんぴら
小エビとキクラゲの玉子炒め
小エビは、もちろん表示偽装問題になったバナメイエビである。大体芝エビというのを東京のスーパーや魚屋さんで見かけることがあまりないので芝エビがどういうものか分かっている人がどれほどいるのかと思う。

それにバナメイエビは美味しい海老である。中華系の炒め物にはプリプリした食感は芝エビより上だ。それにこの時期はバナメイエビのインドネシアからの輸入端境期にあたり、また東南アジアでの海老類の病気が蔓延していたりで価格が高騰しており、築地の仲卸で¥2500/㎏と安くはないのだ。

芝エビがありがたがられるのは、もともと江戸前の芝浦で採れていたことで芝エビと名付けられたことの物語性や、瀬戸内海産、福岡産などの国産の安心感に寄ることが大きい。

芝エビ=高級・バナメイエビ=安物、という認識は耳にする語感も手伝っているが、思っているほどその差は大きくはないと私は思っている。

とろろ
今日は一日中快晴だった。どこか近くの山歩きに出かけて行けばよかったと飲みながら思う。

2014年1月27日月曜日

平成26年1月26日(日) くもり

昼を食べてから自室で調べ物をしていたら気がつくと夕方になっていた。何かに集中していてあっという間に時間が経った、というのではなく、ダラダラしている内に時間が経過していたのだ。出そびれてしまい今日は散歩には行かないことにする。ということは家から一歩も出ない引きこもりである。

五時になり千秋楽の相撲を観る。稀勢の里の大コケで場所が面白くなくなったが、遠藤が11勝したので来場所が楽しみになった。

『モヤさま』を観てから『軍師官兵衛』『S-最後の警官』と続けて観る。そして録画してあった『緊急取調室』第3話を観る。安達祐実が熱演している。次週の予告でゲスト登場人物が神保悟志だった。

神保悟志は、同じテレ朝の警察物『相棒』で大河内監察官役で出ていて、その印象が強いので警察物だと役柄が違うとはいえ、役者の使い回し感が出てしまう。

大河内監察官(神保悟志)
こんなに大きく写真を貼り付ける意味はなく、神保氏も迷惑であろうが、今日は写真を撮ってないので誤魔化しの一枚でお茶を濁しておく(笑)。

今日のように特に何かをしたということもなく、だらりと一日が終わってゆくと時間を無駄遣いしたような気分になるが本当はそうではないのだ。

若い頃読んで覚えている詩がある。正確に再現できるかは怪しいが書いてみる。

静かであたりが静止したような静けさの中にいると

人は、多くの人はあまりにも平和でありすぎる今を何か不信の念を持って考え直す

常に心と体が動いていなくてはならないと思う

飼い慣らされてしまった人間の業のような哀しさ

ああ、本当に人は常に何かをしていなくてはならないということはない

こんなに音もなく過ぎてゆく一日

「コロボックルヒュッテ」手塚宗求

こんなのだったと思う(笑)。40年も前、霧ヶ峰の小屋を訪ねた時にノートに手書きで書かれていたのが素敵だった。

2014年1月26日日曜日

平成26年1月25日(土) 薄曇り

今、井の頭公園の池の水質改善と魚の外来種駆除の目的で「かいぼり」(掻い掘り)が行われている。ニュースで何度か紹介されているので耳にした方も多いと思う。この「かいぼり」は池の水を抜き池の底を天日干しする作業である。捕獲した在来種の鯉やフナは、水を抜いていない弁天池のほうへ一時移しておくそうだ。

早めに店に出て歩いて様子を見に行く。


玉川上水沿いを井の頭公園に向かって歩く。突き当たりが公園。

上水沿いの山本有三記念館

井の頭公園西側雑木林


弁天池



池の中から自転車が100台以上出てきたそうだ。他にもスーパーのカートやロードコーン、スクーター、ビデオデッキなど色々出てくるみたいだ。24時間開放されていて繁華街が隣接しているので、まあ不思議はない。






風邪を引かぬように(笑)

ボランティアの人達

この時期、寒い上に腰まで泥に浸かっての作業は大変だろうが、大変そうと言うより、何だか楽しそうに見える。


将来的には平成27年、29年にも「かいぼり」を継続して池の環境保全に努める計画とあった。

「一次的な自然、プリミティブな自然ではないが、皮肉にも今は地球規模では文明や文化の進んだ地域ほど環境保全が進んで自然が残されている。アマゾンや東南アジアの原生林の破壊は絶望的である」と生前、開高健が語っていた。その開高健が亡くなって(1989没)はや25年が経つ。