2013年6月30日日曜日

平成25年6月29日(土) 薄曇り

カミサンが店で、ちりめん山椒を作った。ちりめん山椒といえば、京都の定番お土産のひとつだが、如何せん、高い。買えば80~100gで千円前後はする。自作すれば安上がりな上、好みの味に仕上げる事が出来る。

きのう桜桃のことを書いたが、山椒の実も今が出盛りの旬である。

あらかじめ下茹でしてある山椒の実とちりめんじゃこを酒と水で煮詰めて味付けをする。砂糖や味醂を使うやり方は多いが、我が家では使わない。醤油だけである。



ひと口食べると山椒の香りが拡がって実に美味しい。酒の肴はもちろん、これでお茶漬けがおいしいのだ。

日テレの『世界一受けたい授業』で川村昌嗣医師が提唱する「腹凹ウオーク」を観た。半信半疑だったタレントが三週間で劇的に変わった。食事制限は無く、日常生活で意識的にお腹を出したり凹ますだけなのだが、コレが効くらしい。説によると、激しい運動は糖を消費するが、脂肪を消費しない。なので緩い腹筋刺激を続けることが脂肪の消費には向いているそうだ。

長続きするコツは、気合いを入れて頑張りすぎない事で、トレーニングであるとか、鍛えるといった意識を捨て、日常生活の一部として習慣化すれば良いと言っていた。

http://www.kawamuranaika.jp/blog/blog02/

この先生のブログ、6月1日付けの記事がすごい。

2013年6月29日土曜日

平成25年6月28日(金) 晴れたり曇ったり

きのうに続きパスタの昼食。



サクランボ(桜桃)が出盛りである。以下引用

私の家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。子供たちは、桜桃など、見た事も無いかもしれない。食べさせたら、よろこぶだろう。父が持って帰ったら、よろこぶだろう。つるを糸でつないで、首にかけると、桜桃は、珊瑚さんごの首飾りのように見えるだろう。
 しかし、父は、大皿に盛られた桜桃を、極めてまずそうに食べては種をき、食べては種を吐き、食べては種を吐き、そうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。
これは、太宰治『桜桃』の最後の部分だ。家にいたたまれなくなって飲み屋で出された桜桃を食べている場面。ほとんど作者本人である。

太宰治の命日は、「桜桃忌」と呼ばれている。六月十九日なので先週だった。作品『桜桃』は四百字詰め原稿用紙で十五、六枚の短編である。作品のタイトルとはかけ離れた内容で、晩年の太宰が、身も心も病んでいたのが伝わってくる。

太宰は三鷹の玉川上水に十歳年下の愛人、山崎富栄と入水自殺をして果てる。入水したのは六月十三日だったが、捜索が難航し発見されたのが六月十九日だった。ちなみに六月十九日は太宰の三十九回目の誕生日でもあった。

豆知識であるが、入水は(にゅうすい)または(じゅすい)と読む。(にゅうすい)は、ただ水に入ることだが、(じゅすい)は自殺を意味している。なので入水自殺の場合は、(じゅすいじさつ)と読んだほうが知的である。あ、でもそれでは重言になるか、頭痛が痛いのように。よくわからん。

三鷹の禅林寺、森鴎外の墓所に対面するように墓石がある。亡くなったのは昭和23年である。その五年前、永井荷風が鴎外の墓を訪れている。それは永井荷風『断腸亭日乗』に書かれている。


2013年6月28日金曜日

平成25年6月27日(木) 晴れ

一日中降り続いたきのうから一転、さわやかに晴れている。梅雨明けの熱気を孕んだ日射しではなく、高原のように心地良い。

昼食は家で、ひとりパスタを作る。以前長男が千葉で採ってきたハマグリを冷凍してあったので、ボンゴレビアンコにした。ハマグリと言っても小粒のアサリ程度の小さい物ばかりだが味はちゃんとでる。


食べながら『あまちゃん』(録画)を観る。アキの母親、春子の若い頃が出てくる。「アイドル」という喫茶店でアルバイトをしているのだが、そこの店長役の俳優が見たことあるのだけど、だれだろうこの人は・・・と、思わせる。後で配役を調べたら、松尾スズキだった。あれだけいじると誰だか判らないのも無理はない。変装レベルだもの。それもスタッフの遊び心なのだろう。

昔観た作品で主役級がこっそり友情出演している映画があった。メル・ブルックス監督『ヤング・フランケンシュタイン』(1974)で、ジーン・ハックマンが盲人役で一度だけ短いシーンで登場する。終わりのクレジットロールを注意して見ていないと、まず判らない。

この映画はアメリカコメディの傑作のひとつである。モノクロで撮られているが、これは意図的な物で、随所にパロディが入ったドタバタ喜劇だ。私は劇場で三回観た記憶がある。




2013年6月27日木曜日

平成25年6月26日(水) 雨

朝からしっかり降っている。予報も今日は一日中降り続けると言っている。混雑するランチタイムを外して、車でかえで通りの「サイゼリア」に行く。二回目だ。毎日この道を使っているが入った事がなかった。

食わず嫌いではないが、「サイゼリア」というと、いつも混んでそうで何となく抵抗があったのだ。この前初めて入ってみて、時間を外せば案外空いていた上、大きいテーブルを一人で使えるのが判り、ここは使えるなと思ったのだ。

ここに来る目的は食事がメインではない。家と違う環境、それも広いテーブルで読書出来るのが狙いだ。


軽めのパスタで好かったのだが、白いご飯が食べたくて、こういうボリュームのあるのを頼んでしまった。頼んでおいて言うのもなんだが、カロリーを気にしているとある種の罪悪感がある。といっても空腹が優先ではある。

CS録画してあった映画『Vフォー・ヴェンデッタ』を観る。公開当時、ナタリーポートマンが丸坊主になる事や、ウオシャウスキー兄弟の脚本で話題になったが、未見だった。

第三次世界大戦後の英国が独裁国家になっている近未来映画の設定だ。Vと名乗る仮面のレジスタンス活動家を『マトリックス』エージェント・スミス役のヒューゴ・ウィーヴィングが演じている。

どこかで顔を出すのかと思ったが一度も仮面を外すこと無く終わった。重要な人物の顔を見せないのは『スリーピー・ホロウ』の首なし騎士を思い出した。

作品は132分の長尺だが緩みはない。この手の映画に多い細かい矛盾、映画の嘘、を突っ込むのは野暮である。しかし、いっぱいあったなあツッコミどころ(笑)。テーマがしっかりしているので娯楽作品として十分楽しめた。


2013年6月26日水曜日

平成25年6月25日(火) くもり一時雨

朝、地元の放送「むさしのFM」を聴いていたらDJが「バイク乗りなら誰でも知っている呪文」みたいなコメントをしている。

「ねんおしゃちえぶくとうばしめ」

私は大型バイクの免許も持っているが、初めて聞いた。

要は乗車前の点検項目の頭文字をつなげた言葉だった。燃料、オイル、車輪、チェーン、エンジン、ブレーキ、クラッチ、灯火類、バッテリー、各部締め付け、を縮めたということである。

なるほどね。確かにその通りだと思うが、経験的には毎日乗っていればバイクの状態は把握できているはずで、いちいちオイルの状態やバッテリーを調べたりはしないのが一般的だと思う。

夕方、店を開ける前に賄いでレトルトのハヤシライスを食べる。


写真にするとカレーかハヤシかの区別はつかない。話は飛ぶが食堂の店主で「林雷助」という人がいた、という小ネタを思い出した。

このハヤシライスの語源は諸説あり英語のハッシュドビーフ説、丸善創業者・早矢仕有的考案説、食肉文化が浸透していない時代で、これを食べると「早死に」説、などがあるが、ハッシュドからハヤシへの訛り転化は無理があり違うような気がする。語源由来辞典などを見ると複合要因で生まれたとみるのが妥当だろう、とある。私もそう思う。


2013年6月25日火曜日

平成25年6月24日(月) 晴れたり曇ったり

昼過ぎ、といっても二時近かったが久しぶりに近所の「バーミヤン」に行く。

五目麺¥733
昨年の秋は亡くなったJ尾と何度も来たが、ひとりで来たのは二回目である。ここに来ると対面の席にいつもいた人が今はどこにもいなくて、空席がむなしく何となくしみじみしてしまう。

早めに店に出て三鷹北口駅前のカフェ「テラスベール」で小一時間Ipadで読書。Ipadで読書をするのが好きなわけではなく、格好をつけているのでも勿論ない。

紙の本で読む方が良いのだが、紙の本が入手できなかったり、図書館などにあっても書庫にしまわれていて閲覧する手間がかかるなど古い時代の本はなかなか手軽に読むことはできなかった。

それが今は著作権から解放された作品群を集めた電子図書館「青空文庫」がある。この「青空文庫」を読むのにIpadが最適なのだ。もちろんパソコンでも読めるが、ビューワーとして特化したIpadのアプリ「i文庫HD」が優れている。

http://ipn.sakura.ne.jp/ibunkohd/


例えば明治期から昭和にかけて活躍した、女性で初めて文化勲章を受章した画家、上村松園の残した文章や、童話作家、小川未明の作品などがネットに繋ぎさえすれば無料で読めるのだ。膨大な作品群が次々とアップされている。青空文庫の成り立ちをみると運営者の方々の努力には頭が下がる。

明治生まれの作家の作品は、今の私にはとても興味深い。江戸文化がまだ色濃く残っていた当時、西洋文化をどのように受け入れていったのか、または拒否していったのか、などが作品を通して生々しく語られている。先人達の息遣いが聞こえるようである。本の良さは、作者が亡くなっても開きさえすればいつでもその人に会えることである。それは百年経っても色褪せることはない。

深夜『ガリレオ』最終回(録画)を観る。最終回「聖女の救済」は原作で読んでいたのでトリックは知っていた。それと原作を読んでいると、登場人物のイメージができあがっている。今回の犯人役の天海祐希はちょっと違うなあ。ドラマは別物だと割り切ろう。原作の私のイメージは、もっと清楚で、はかない感じなのだ。だれだろう、戸田菜穂あたりかな。天海祐希のシャキーンとした感じにははかなさはない。人気ドラマの最終回ということで、犯人役もビッグネームを持ってきたのだろうと、勝手に推察する。



2013年6月24日月曜日

平成25年6月23日(日) 曇り時々晴れ

先日、サブカメラの電源に使っている単三二本のエネループの電圧が下がって電池切れ警告サインが出た。バッグには常に予備を携帯しているので交換しようとしてうっかりバッグの中で四本が混ざってしまった。その場では適当に見当をつけて入れ直してとりあえず電池切れサインは消えた。

帰宅してからそれぞれの電圧を確かめようとテスターを探したがどこにもない。仕事や趣味で電気工作を普段からするのであればすぐに出るのだろうが、そもそもテスターが家庭にある事自体が一般的ではないと思う。数年に一度使うかどうかの頻度であるが私はなぜか持っている。

あまりチマチマと考えていると、若くして人生こじらせた中学生みたいになるので結局探すのはあきらめて、全部まとめて再充電した。特に問題はないし、エネループといえども自然劣化はするから使えなくなれば買い替えればよいだけだ。それが普通の大人であると思うが、性分なんだろう、勿体ないのじゃなく、自分の細かいミスが気になるのだ。まあ直ぐに忘れてしまったが。

前置きが長くなったが、出てきたのだ。テスターが。

カミサンが玄関の靴を収納している棚を見ていたら、靴磨きセットの中に入っていたのを発見したのだ。なぜそんな処に・・・・という場所だ。

もう必要がなくなっているが、一応出てきたのでエネループの電圧を測る。ついでに必要もないコンセントの電圧を測る。せっかく出てきたのだからちょっと遊んでみた。

今は正確なデジタルのものが主流だろうが、針が振れるアナログのものが好きだ。第一、Ω抵抗測定や導通検査をしないのであれば、アナログ式はテスター本体の内蔵電池が要らないので経済的だ。デジタル式は液晶表示のため電池がないと使えない。


夜七時になりベトナムの次男とスカイプで連絡をとる。彼の市民税免除手続きのためこちらの市役所に代理で提出する書類(パスポートの出国記録やワーキングビザの写し等)をZIPファイルで受け取る。中はPDFとJpegだった。スカイプはファイル送受信ができるのでとても重宝している。

先週見逃した『八重の桜』を観る。鳥羽伏見の戦いを発端にした戊辰戦争は会津にまでその戦火を拡げた。綾瀬はるかの八重がついに決意し銃を取って戦う事になった。戦闘モード満載のサービス装束で八重さん始動である。頑張ってね。




2013年6月23日日曜日

平成25年6月22日(土) 晴れたり曇ったり一時雨(夏至の次の日)

雨降りだったこともあるが、きのうが夏至だったことをすっかり忘れていた。気象庁のHPで調べてみると、今日は東京が午前4時26分日の出、午後7時日の入りだった。日本は時差がないので、西に行くほど日暮れは遅いわけで、私の故郷、高松は日の入りが午後7時19分だった。

三鷹駅南口の辺りをパノラマ風にしてみた。この手の遊びは普段しないが、合成ソフトがあるのでコツを覚えればつなぎ目に違和感がなくなると思う。



きのうの深夜、二時過ぎ雨があがって煌々と月が出ていたのを撮っていたが、遅いシャッタースピードで酔った上の手持ちカメラでは合焦するはずもなく、見苦しいが、それも一コマということでアップする。


23日の日曜日は晴れていれば梅雨の谷間の満月を観ることが出来る。

2013年6月22日土曜日

「AdobeReaderⅪ」が、いつの間にか英語表示になっている、の解決策

平成25年6月21日(金) 雨

PDFファイル閲覧ソフト「AdobeReaderⅪ」が、いつの間にか英語表示になっている。というか、ⅩからⅪにアップデートした時、すでにそうなっていたのかもしれない。気がついたのは、ベトナムの次男からスカイプ経由で送られたきたファイルを印刷しようとした時だ。

そのままでも使えるが、やはり気持ち悪いので日本語に戻そうと思い、環境設定のプロパティから言語設定を色々変更するが戻らない。仕方ないので、一度アンインストールしてから、日本語版であることを確認して再インストールしてみたが、やっぱりだめだ。

ネットで調べてみると、解決策が見つかるのだが、私が試した方法ばかりで有効なのが見つからない。こういうのもあった。PCのOS自体の設定で、コントロールパネルから言語と地域の設定を一度米国にしてからリブート(再起動)すれば直る、と書いてあるのでその通りにしたがやはりだめ。

パソコンのトラブルが面白いのは、簡単に見えるトラブルに意外と手こずることである。う~ん、困ったぞ、と思いながらも私はその作業や時間は楽しいのだ。「謎解き」の感覚だ。大袈裟に言うと、知識と経験を総動員して事に当たる。この方法でだめなら、別の方法、と詰めていく作業を私は楽しめる。

この手のトラブルは経験的には、やはり環境設定があやしい。言語とは直接関係のなさそうな箇所の設定だったりする。

ビンゴ!突き止めました。結局ネットで見つけたのだけど検索にも上手い下手はある。


ⅪのメニューバーのEdit(編集)から入り、一番下の環境設定を開く。で、セキュリティ(拡張)を選び出てきた画面の上左「起動時に保護モードを有効にする」のチェックを一度外して、アプリを終了、で、もう一度アプリを立ち上げると、あら不思議直ってました。

上の写真は直った後から撮ったので、日本語に戻っている。一度戻れば再度保護モードにチェックを入れても大丈夫だった。やれやれ手こずらせやがって。時代劇の悪人みたいだが、この「手こずる」という言葉は「梃子摺る」と書き、語源は諸説あるようだが、重い物を梃子(テコ)で動かすとき、テコがずれてうまくいかぬ様を例えたようだ。

普段は記事にタイトルを入れないが、この問題で困っている方がいるかも分からないので、タイトルを入れておく。

2013年6月21日金曜日

平成25年6月20日(木) 小雨

台風四号の影響で西日本は大雨になっている。去年の台風四号では店のシャッターがえらいことになったのでその日のことは照明をあてたように覚えている。

昼は自宅で袋麺だ。日本で生まれた袋麺の保存性の秀逸さが認められ、世界に拡がっていったのは誇らしいことだ。


ひと手間加える

卵とじ揚げ玉入りきつねうどん
関西では、油揚げの入った「きつね」または「けつね」ともいう「きつねうどん」を「しのだ」という店もある。これは和泉(いずみ)の信田明神(しのだみょうじん)の白狐伝説に由来している。
葛の葉狐(くずのは)伝説だ。有名な一首が残されている。

恋いしくば尋ね来てみよ和泉なる信太の森の恨み葛の葉

この伝説の白狐の子が、天才陰陽師、安倍晴明である。そんなわけはないだろうが、話としてはこの方がロマンがあって面白い。

通称『葛の葉』といわれる歌舞伎『蘆屋道満大内鑑』(あしやどうまんおおうちかがみ)はこの話を題材にしている。


2013年6月20日木曜日

平成25年6月19日(水) 曇り 夜半になり雨

きのうは外食だったが、今日の昼は家パスタだ。外であろうが家であろうが二日連続のスパゲティである。麺類という意味では昼は何日も麺が続く、ということがめずらしくない。

いちおう念のために断っておくが、食事の支度は自分でする。休日は別だが、平日は夫婦の個人的な行動に一々干渉しない暗黙の了解があり基本はひとりメシになることが多い。

外食も便利だが、私は自分で作るのが好きなのだ。飲食業は長いが、料理人として給料をもらって仕事をしたことはない。なのでプロとはいえないが、定年後暇になって初めて料理をするおじさんたちに手ほどきするくらいのスキルはあると自負している。


『あまちゃん』の録画を観ながら食べる。九月までの放送なので約半分が終わったことになる。起承転結のバランスからいって、物語は大きく動き出しそうだ。

勝手に想像すれば、アキとユイは東京へ行く、アイドルを目指す、そして震災がありみんないなくなる。ここで、海女を引退して、まめぶをひろめに出ていた、あんべちゃん(片桐はいり)とじいちゃん(蟹江敬三)が帰って来て、アキたちと合流する。全員で楽しんだ懐かしい日々がフラッシュバックする。そして新たなる再生に向けて立ち上げる。

う~ん、これじゃ悲しすぎるか、クドカンはどういう展開にするのだろう。プロのすごさを堪能しよう。

2013年6月19日水曜日

平成25年6月18日(火) 薄曇り一時局地的雨

ブログの更新をすませて、午後になり早めに出て、野崎のサイゼリアに入る。ここはいつも通っているが入ったのは初めてだ。ランチは¥500、ドリンクバー¥100をつけても¥600と安い。入ったのが二時前だったので空いていた。窓際の広いテーブルに案内される。


ほうれん草とベーコンのパスタ
たっぷり海苔がかかっていて普通においしい。パスタは原価率を低く抑えられるのでこの値段が可能なのでしょう。

今日は家と違う環境で、読み返したいものがあり早めに出たのだ。食事の後コーヒーを飲みながら三時半くらいまでゆっくりさせていただいた。

サイゼリアを出て北の空を見ると、黒い雲が三鷹駅方面にかかっている。いかにも降りそうな雲だ。何やら風も出てきた。これは来るな、と思いすぐに店に向かった。途中でぱらぱらし始めたが、セーフ。店に着いて五分もしないうちに激しく降り始めた。約一時間、歩きの人が消えたほどの降り方だった。

帰宅して『鴨、京都に行く』最終回(録画)を観る。鴨の「上羽や」の債権を所有するワイズコンサルティングが「梅垣屋」にその債権を売って、「上羽や」消滅か、と思わせる展開だったが、最終回でそんなバッドエンドな訳はなく、まあ良い形に落ち着いた。この春のドラマは途中で観るのを止めたのが多かったが、これは最後まで観た。鴨(松下奈緒)の古都の伝統にそぐわないハラハラ感が、次どうなるのだろうという、ある種の怖い物見たさに繋がったのだと思う。


2013年6月18日火曜日

平成25年6月17日(月) くもり時々晴れ

日曜日は休みなので、どの時点で飲み始めても構わないが、若い頃と違い家飲みだと寝てしまう。昼早くから飲んでしまうと夜まで持たない。なので夕方以降になって飲むことにしているが、平日と違い飲む時間が長くなるので、どうしても月曜日は体が重い。

八月の四国行きの航空券の決済をする。早割なので決済日が指定されている。ハイシーズンなので早割とはいえ往復で一人あたり四万を超える。交通手段の発達で時間は短縮されたが絶対距離が変わるわけではない。距離に値段は比例する。飛行機で一時間ちょっとだが、この値段が壁となり、やはり四国は遠いと思う。

それでも昔のことを思えばずいぶん楽になったように思う。小津安二郎監督の映画『東京物語』で、笠智衆と東山千栄子の老夫婦が、広島の尾道から息子たちに会いに上京するのだが、約六十年ほど前の日本だ。新幹線のある今と違い、混んでいる列車と片道十時間を超えるその遠さがこの映画に深い陰影を与えている。

リニア新幹線って必要と思うかどうか、国民投票をしてみたら面白いと思う。国債一千兆を抱えて懲りませんなあ。技術開発はやればよいのだ。その技術を必要な国に出て行って協力する、それこそ技術立国の真骨頂だと思うのだが。インフラが世界最高水準で整備されている自分の国でやらなくてもよいのではないか、と思うのは私だけだろうか。

節電だ、反原発だ、と騒いでいるのに新幹線の数倍は電気を喰うとされているリニアは、試算だが、現行新幹線並の運行をすると、原発一基100万kwとして一日原発5基分の電力が新たにいるらしいですよ。

人口減少はとまならいだろうから、東海道新幹線飽和のバイパスとしての設定はもう成り立たない。四国に橋を三本も架けた愚行と同じことをまたやろうとしている。四国経済が活性化されるという謳い文句だったが衰退するばかりで町おこしどころか、借金だけが残っている。そのツケを誰が払うのかといえば、我々や子や孫ですよ。後でやっぱり失敗でした、じゃすまされないでしょうが、このプロジェクトは。政治家や官僚が誰も責任を取らない国だからなあ、この国は。





2013年6月17日月曜日

平成25年6月16日(日) 小雨のち晴れ

届け物があった。しかし送り状に、送り主が記載されていない。というか、送り主欄には、発送した酒屋の情報が書いてあるだけなのだ。父の日なので息子たちの誰かからの贈り物だ、と考えるのが自然ではあるが、ベトナムに行っている次男夫婦以外は東京で暮らしているのだから、わざわざ宅配を使うことはないと考える。

問題なのは伝票の酒屋の住所が、東京ではなく、ある県になっている。これは私にとって個人的に意味深なのだ。名前を伏せる必要があり、しかも贈り物を下さりそうな方を思い浮かべると、心当たりがないことはない。

考えていても仕方ないので、伝票の酒屋に電話してみた。そして調べてもらうと、ベトナムの次男の嫁のSちゃんからだった。ネット注文の何かの手違いで送り主の記載漏れがあったようだ。疑問は氷解した。

ネット注文の場合、酒屋がどこにあるかはあまり関係がない。たまたま偶然その酒屋が、私個人の想い出に繋がる住所だったこと、贈り主の記載がないことが重なって、少しだけドキリとしたのだ。

判った後から考えてみると、そんな訳ないよなあ、と思えるのだが、おっさんの妄想はいつでもすぐに膨らむのである。ああ、楽しかった。

で、届いたのがコレ。


ありがとう、高級ウイスキーは自分の小遣いで買うことはないので、いただくととても嬉しい 。心して飲みます。



私が作った蓮根のきんぴら


スカイプでホーチミンの次男夫婦に礼を伝える。長男からもワインをプレゼントされたが、写真を撮り忘れた。ごめんね。長女からは別の大きな贈り物があった。この夏予定している四国での、ある法要に出席するための夫婦二人分の飛行機往復チケット代を負担してくれた。ボーナスが出たんだって。太っ腹ですなあ。

2013年6月16日日曜日

平成25年6月15日(土) 晴れたり曇ったり

天気予報では傘マークが点いているのだが、降りそうになく蒸し暑い。蒸し暑いと感じたのは今年初めてだ。

「あまちゃん」を観た後、録り溜めしてあった番組を整理しながら観る。『めしばな刑事 タチバナ』第8話「レトルトカレー捜査網」を観て、ちょうどきのう書いた大阪の「自由軒」がキーワードになっていた。自由軒のレトルトか~、見かければ多分買うだろうが東京では見たことがない。

ところで朝ドラ「あまちゃん」はどうなっていくのだろう。今日の時点では、アキが決意して東京に向かうところで終わった。

この物語は今のところ、アイドルという現実的目標を目指すユイちゃんと、海女経験やユイとの交流で人を歓ばすことに目覚めたアキの成長の過程を描いている。

ユイの目的「アイドルになりたい」は明確でブレがない。アキはアイドルの道を選ぶ方向に今、向かいだしたが、それは海女であったり、北三陸鉄道のお座敷列車で唄った楽しい経験、つまり人を歓ばすことが、自分の目的、歓びであることに気付いたアキの変化である。

つまりユイは目的としてのアイドル、アキは手段としてのアイドルという構造の違いが見えてくる。この差はいずれふたりの成長とともに合流溶融していくと思われる。

この先の展開、2011の震災をどう描くのか、宮藤官九郎の脚本が楽しみだ。

NHKBS『大岡越前~名裁き三方一両損』(録画)を観る。この作品にケチをつけるつもりは全くないが、江戸っ子の職人気質の意地や見栄を表現するには、聞いていて小気味いい啖呵でなければ伝わってこない。柳家小三治の「三方一両損」を聴けばその意味が判ると思う。

2013年6月15日土曜日

平成25年6月14日(金) 曇りのち薄日射す

止まない雨はない、というとおり、三日間降り続いたのがようやくあがり、アスファルトもやっと息ができる。


保育園のお散歩だろう。外に出たかったでしょうなあ。

夕方、店の賄いでレトルトカレー丼を食べる。カレー丼と書いたが、皿に移せば普通のカレーライスだ。


店には大きい皿がないので、無理にこれを入れようとすると、皿の縁いっぱいになり食べづらいことこの上ない。なのでひとつだけあるドンブリで食べるのである。

生卵をのせソースを回しかけるという、賛否が大きく割れそうな食べ方であるが、私は断固これを支持する。そんなに気張るほどのことではないと思う。

大坂の千日前に「自由軒」という有名な食堂がある。『夫婦善哉』の織田作之助が愛した店で知られる。ここの名物が「インディアンカレー」だ。カレールーとご飯をあらかじめ混ぜて、その上から生卵を落として出している。もちろんソースをかけて食べるのがお約束である。

さすが有名店だ。ネットで写真を探すと凄い数がヒットする。ちょっと借用させていただく。



この店には何度かお邪魔したことがある。去年亡くなったO久保とも行ったことがある。ほとんど伏せ字になってないが。伏せる必要もないので書いておく。大久保君ね。ああ、すっきりした。

いわゆる普通の食堂だが、このレトロな普通の食堂が今は希少価値を持つ。

2013年6月14日金曜日

平成25年6月13日(木) 霖雨(りんう・ながあめ)三日目

白い絹のような霖雨が武蔵野の地に、わが茅屋に、しのびやかに囁くように降りしきっている。

家の猫にカビが生えそうである。と、調子を外しておく。 茅屋=ぼうおく、ね、念のため。

きのうに続き昼はパスタにする。


ニンニク、鷹の爪、ベーコン、玉ねぎ少々のナポリタン。きのうと似た味だと芸がないので変えてみたが、最もシンプルなペペロンチーノに何かを加えてアレンジしているだけだ。ジェノベーゼ(バジル)やボロネーズ(ミートソース)は面倒なので、これらを食べたいときはいつもレトルトですます。

ボロネーズといえば、奥園壽子(おくぞの・としこ)を思い出す。この人は以前テレ東の「TVチャンピオン」の「三分間料理王選手権」で優勝した。以来多くのメディアで活躍している。

彼女は、手間のかかるミートソースをゼロから3分で作る。スパゲティの代わりに火の通りが早いビーフンを茹でる。挽肉を炒めながらフライパンの上で玉ねぎ、トマトをおろし金ですり下ろしながら入れる。塩こしょうで味を調える、麺を加えて混ぜる以上。

私も実際にやったことがあるが、これがおいしいのだ。手抜きと言うより、実に合理的に考えられている。

ほかの料理の手順も笑ってしまうぐらい無駄がない。フレンチのプロが「へぇ~」というもの。な、土屋君(笑)。









2013年6月13日木曜日

平成25年6月12日(水) 雨

石灰で塗られたような空からそそぐやわらかな雨が窓を濡らしている。などと書くと、雨っていいものだなあ、と勘違いしそうだが、たった二日続いただけで気分は家全体が湿気っぽいのと同じだ。

乾燥続きよりは、肌に良いのだ、と解釈しておこう。おっさんが肌を気にしても誰かから注目されることは決してない。肌ぼっちである。

昼は一人パスタを作る。


食器棚に鮭の残りがあったので、ピーマン、にんにく、鷹の爪を入れた醤油味にする。スパゲッティは小麦麺なので、うどんや焼きそばなどの麺の食べ方のバリエーションをそのまま当てはめることができる筈であるから、醤油味は当然おいしく食べられる。ただし、ざる蕎麦のように、水で〆て、麺つゆで食べるのはどうだろう。なにか違う気がするが、今度やってみよう(笑)。

Amazonで頼んでいた本が届く。


山本周五郎の短編集のひとつである。同じものを持っていたが、誰かに差し上げたらしく手許になかった。この中の『野分』という作品を読み返したくなり再購入した。

この短編集は充実している。裏表紙解説にもあるが、“下町もの”の傑作『かあちゃん』や、寺尾聰主演で映画化された『雨あがる』なども収録されている。

『雨あがる』は今から三十五年も前だが、これを原作にしたドラマ『夫婦旅日記 さらば浪人』で、主人公、三沢伊兵衛(藤田まこと)、妻たよ(中村玉緒)の名作がある。再放送のたび観ていたなあ。

2013年6月12日水曜日

平成25年6月11日(火) 雨

朝から煙るような雨に街が濡れている。梅雨入りしてから皮肉にも爽やかな好天続きだったので、待っていたわけではないが、雨もまた佳しである。

台風三号が来ている。その影響はあるだろうが、この台風は勢力も弱く一両日中には熱帯性低気圧に衰えるみたいだ。東京は台風の直撃を受けることはほとんどないが、ブログを振り返ると昨年のこの時期、台風四号が夕方から深夜にかけて関東を襲い、暴風雨にさらされた。そして翌朝、店のシャッターが飛ばされかけていてちょっとした騒動になった、とある。

一年前のことでも、こうして日記で残っていると確認できるが、記憶だけが頼りだと、ある出来事がいつだったかは、よほど強く印象に残ってないと勘違いしていることはよくあることだ。

深夜、『鴨、京都へ行く』第十話(録画)を観る。今回は松坂慶子がゲストで出ていた。私はこの人とは、同い年だ。今は少しふっくらしているが、彼女の若いときはまさに傾城の美女だった。「松坂慶子がいい」、と言う男は普通にあふれていて、天邪鬼な私は「俺も」とは素直には言えるはずもなく、心にもない「好みじゃない」などと、本音とは正反対のことを言っていた。スレてなかったのね(笑)。

続いて『サラメシ』(録画)を観る。番組の後半で、故郷の高松のコトデン(琴平電鉄)の整備チームがでていた。コトデンはすべて単線で、東京などの都市で使い古された車両を、大事に修理しながら運行している。マニアの間では博物館的存在だ。

今は大きなビルに建て変わったが、20年以上前に里帰り旅行をしたとき、昔のコトデン瓦町駅や志度線を運転席近くで撮ったビデオを持っている。そんに希少なものではないだろうが、今となっては撮ることのできない映像である。




2013年6月11日火曜日

平成25年6月10日(月) くもり

午前中に、車を出し店の仕入れで二軒まわる。店にいったん品物を入れてから久しぶりに「丸亀製麺」にいく。ちょうど11時に着いた。もうやっているだろうと思って入ったら11時からだった。すなわち、開店と同時で店の人が入り口を開けたばかりで、それでも待っていたらしき人がひとりいて、二番目だった。

開店と同時なので、店の方全員に「いらっしゃいませ~」と言われる。なにかちと恥ずかしい。



汁物の場合、ネギは食べ残される確率が高い野菜だ。付け汁にしろ、かけ出汁にしろ、完飲しなければ自然と残ってしまう。ネギだけを最後までひろって食べるひとはまずいないだろう。ラーメンやうどんで麺を食べきった後のスープに漂うネギの風情はどことなく哀しい。

今日はだしを完飲した(笑)。

店の営業は、N井さんが入る日なので私はお休みだ。帰宅してCSで録画してあった映画を観る。

『チェンジリング』(2008米)監督:クリント・イーストウッド 主演:アンジェリーナ・ジョリー

物語の設定は1928年からなので日本でいえば昭和初期だ。実話を元にしてあるそうだ。ある日突然行方不明になった九歳の息子を探すシングルマザーの設定だ。

息子は発見されるが、再会したときに別人と判る。しかし警察は、あなたが勘違いしている、この子もママと言っているといってとりあってくれない。ここからの展開はネタバレになるので書けないが、アンジェリーナ・ジョリーが熱演している。この人はトゥームレイダーのようなアクションだけではなかった。140分を超える長尺だが見飽きることはなかった。


このポスターは綺麗すぎるが映画の前半で、息子が発見された、との報をうけたとき、歓びと安堵で、顔をゆがめ嗚咽する迫真の演技は印象に残る。

2013年6月10日月曜日

平成25年6月9日(日) 晴れ

昼前にブログの更新をして、食事にする。


昼食後、「美の巨人たち バーニー・フュークス『ジョン・F・ケネディ』」(録画)を観る。1960代以降ノーマン・ロックウェルの後継者と呼ばれたイラストレーターの傑作の一枚を番組で紹介する。

ノーマン・ロックウエルの名前に覚えはなくとも、どこかでその作品は見たことがある。この番組でも今年の二月に取り上げている。

「家出」

「結婚許可証」
このロックウエルの後継といわれたのが、バーニー・フュークスだそうだ。知らなかった。アメリカのTVガイド誌の表紙や車の広告のイラストなど多岐にわたる作品を残していて、アメリカ人なら誰でも知っているらしい。

今回の作品はこれだ。

「ジョン・F・ケネディ」

ケネディの死後、25年を経て描かれた作品で、色々深い説明があった。なるほど、納得。







2013年6月9日日曜日

平成25年6月8日(土) 晴れ

早めに店に出る。店で賄いを作ってもよいが、どこかで食べようと思い外に出る。土曜日とはいえランチタイムだったので、どこも混んでいる。それと何が食べたいのかが何となく決まっていない。

北口ツインタワー
 そのまま散歩のような形でぶらぶらと北口周辺を歩き、結局近所のそば屋さん「布袋家」に入る。引き戸を開けると満席だったが、、ふたつテーブルをつけた四人掛けを離してくれて、席に着けた。人の心理は面白いもので五センチでも離れると相席ではなくなり、もうこのテーブルは私の領地であると思えてくる。

盛りそばの大を頼む。ここは街のそば屋さんで飾り気がなく、蕎麦もこのような大盛りだ。まあ、大盛りを頼んだのだから、大盛りなのは当然だが、店によっては極端に量が少ないところもあるので、この量はすごい。蕎麦を氷水で〆ているのだろう。キンと冷えていて美味しい。


ごちそうさまでした。私が帰る頃は混んでいた店も落ち着いていた。

夕方から、AKB48総選挙が始まった。私の年代だと全く興味がないか、知っていたとしてもAKBという名前を聞くだけで個人の顔も名前も分からないという人が多いと思う。

声を大にして言いたい。私は十人は名前も顔もわかりますよ。何の自慢にもならないが。

もちろんCDを買ったりはしないが、一応は知っているのである。今年は、男性スキャンダルで、博多に飛ばされていた、指原莉乃が一位になった。彼女は親しみやすさではピカイチの存在だ。元々AKBのコンセプトは、「握手できる親しみやすいアイドル」で、美少女コンテストではないのだから順当と言えば順当である。

2013年6月8日土曜日

平成25年6月7日(金) 曇り時々晴れ

冷蔵庫にスダチがあるのを見つけ、昼、素麺をゆでる。ネギがなかったので、生姜とすりゴマで食べる。


食べた後から気付いたが、冷蔵庫にミョウガもあった。

夕方、日本酒の発注を忘れていて、配達はもう間に合わないので直接もらいにいく。日本酒の仕入れは開店以来、「宮田酒店」とお付き合いさせていただいている。最近新装となった店舗へ初めて伺う 。道路拡張に伴う店舗移動でやっと落ち着かれたみたいだ。ずっと仮店舗で営業なさっていたので大変だったでしょう。


帰宅して「鬼平犯科帳-見張りの糸」(録画)を観る。吉右衛門のはまり役で、観るのが楽しみな番組である。エンディングテーマはお馴染み「INSPIRATION」ジプシー・キングスで、日本的な情緒とは無縁な人達の音楽なのだが、不思議にマッチしていて、何故か妙に切なく感じる。多くの人が高く評価していると思う。家にも一枚CDがあった。


2013年6月7日金曜日

平成25年6月6日(木) 曇り

ダムが干上がりそうな梅雨である。偏西風が日本列島を避けて蛇行しているらしく、前線の南下中は雨雲が太平洋で活躍しているみたいだ。これを異常気象と思わせるような編集の仕方で報道するが、思わせぶりなだけで、決して「異常気象」という言質はとられぬような民放のニュース番組を観ていると、報道の目的は何なのか、と改めて思う。

こういうテレビ業界の矛盾が嫌になって、辞めて早く故郷に帰り足を洗おうとしていたのが、今年一月亡くなったJ尾だった。彼は温厚な人柄なので、たいていの事では悪し様に言うことは無いが、彼が属していたテレビやマスコミ業界に関する本音のコメントは、部外者の私と飲んでいる時などは、実に辛辣だった。同業者は彼の本音をおそらく聞いたことは無いだろう。

二、三日前だが、沖縄の「島らっきょう」が三鷹のスーパーなどで見かけるようになった。


エシャロット、エシャレットとか呼ぶ、一年早穫りらっきょうとほぼ同じで、いくぶん華奢な感じがするが、大きな違いは無い。東京で入手できる期間は短いので限定季節物だ。念のために断っておくが、ベルギーエシャロットはここでは語らない。

最近、気に入っているのが下の写真のこれだ。調味料をあれこれ使わない玉ねぎと鶏モモ炒め。これは豚肉でも良い。色々調味料を複雑な組み合わせで使う炒め物などを試していたとき、たまたま発見した。多分シンプル・イズ・ベストの代表だ。

【材料】

鶏もも肉、玉ねぎ、ニンニク、醤油、これだけである。

フライパンに少量の油を入れニンニクを投入、弱火でニンニクの香りを引き出し、鶏を入れ火を強める。ニンニクと鶏に火が通ったら、ザク切りの玉ねぎを投入、醤油を入れ強火で焦がしながら火を止める。玉ねぎは火を入れすぎないことがポイントだ。

・・・・・・「実にうまい」福山雅治風に言おう。




2013年6月6日木曜日

平成25年6月5日(水) 晴れ

昼は家で一人パスタを作る。冷蔵庫を覗くとベーコンなどの食材がない。まあ、あるもので作るのがセルフ賄いである。


ガーリック、鷹の爪少々、刻みネギ、茄子の醤油味パスタ+後乗せバター、(ペペロンチーノ、ジャポネーゼ)とでもいうのか、よくわからん。美味い。この組み合わせで不味かろうはずがない。

夕方、店の買い物で南口に出たら、玉川上水にアジサイが咲いていた。





驚いたのは、三鷹駅前だというのに、コサギが来ていた。


ピンぼけになったが、それらしき姿は写っている。このピンぼけは、アジサイをマクロ設定で撮っていてそのままのモードで撮った為、合焦しなかったのだ。コンデジ(コンパクトデジカメ)は 、こういう失敗がある。ピンぼけついでに小魚を捕った瞬間もとらえたのをアップしておく。カメラマンの腕はいいんだけどなあ(笑)。