白い絹のような霖雨が武蔵野の地に、わが茅屋に、しのびやかに囁くように降りしきっている。
家の猫にカビが生えそうである。と、調子を外しておく。 茅屋=ぼうおく、ね、念のため。
きのうに続き昼はパスタにする。
ニンニク、鷹の爪、ベーコン、玉ねぎ少々のナポリタン。きのうと似た味だと芸がないので変えてみたが、最もシンプルなペペロンチーノに何かを加えてアレンジしているだけだ。ジェノベーゼ(バジル)やボロネーズ(ミートソース)は面倒なので、これらを食べたいときはいつもレトルトですます。
ボロネーズといえば、奥園壽子(おくぞの・としこ)を思い出す。この人は以前テレ東の「TVチャンピオン」の「三分間料理王選手権」で優勝した。以来多くのメディアで活躍している。
彼女は、手間のかかるミートソースをゼロから3分で作る。スパゲティの代わりに火の通りが早いビーフンを茹でる。挽肉を炒めながらフライパンの上で玉ねぎ、トマトをおろし金ですり下ろしながら入れる。塩こしょうで味を調える、麺を加えて混ぜる以上。
私も実際にやったことがあるが、これがおいしいのだ。手抜きと言うより、実に合理的に考えられている。
ほかの料理の手順も笑ってしまうぐらい無駄がない。フレンチのプロが「へぇ~」というもの。な、土屋君(笑)。
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