2013年8月31日土曜日

平成25年8月30日(金) 晴れ

猛暑が戻ってきた。暑い暑いとは言いたくないが、暑い。外は巨大な温風機が回っているような空気に満ちている。

昼は家でつけ麺を作る。作るといっても湯を沸かし麺を茹でるだけであるから手間はたいしたことはない。


日中の気温が37℃近いとあった。体温でいえば微熱の数字だ。店の空調の効きが悪いわけだ。店は開放的な造りなので開け閉めする度に外の空気が入りやすい。

夕ご飯を食べそびってしまい空腹のまま帰宅し、夜食兼飲みに突入する。




飲みながらNHK、BS時代劇『酔いどれ小藤次』第十一話(録画)を観る。初老の小藤次(竹中直人)が武家のおりょう(比嘉愛未)と万八楼の女将おこう(鶴田真由)の二人に恋慕されているのだが、その羨ましさはともかく、いくら腕が立つとはいえ初老の浪人(竹中直人)にそこまで想いを寄せるだろうか。造形的に竹中直人はモテモテ男ではない。

話として多少無理があっても観ている側が妙に納得してしまう俳優、例えば田村正和であれば、それもあるのかなと思ってしまうだろう。

今から30年近く前だが私が勤めていた会社が六本木で「セブンノート」というジャズライブハウスをやっていた(今はない)。そこで演奏する人の中に大野三平さんという初老のピアニストがいた。アメリカでのCD録音があるのでコアなジャズファンなら知っているだろう。

この大野三平さんは大柄で格好よかった。いつもウイスキーのロックをピアノの上に置き「酔いどれ三平」状態で弾いていた。そして、時々影のように綺麗な女性が寄り添っていた。

大野氏は亡くなってしまったが、ネットを探して写真を見つけた。



ハードボイルド小説に出てくる、都会に生きる孤独なヒーローそのままの風貌の素敵な方だった。初老で女性にモテるということは、男性から見ても造形的ディテールにおいて魅力的でなければそうはならない。

2013年8月30日金曜日

平成25年8月29日(木) 晴れ

8時半に家を出て府中TOHOシネマズに向かう。9時からの『風立ちぬ』を観る。


『風立ちぬ』は零戦の設計者堀越二郎を主人公にした物語で、色々と話題の多い作品なので観ておかねばと思ったのだ。何を語るにしても観てなければ語れない。

作品からは強いメッセージ性は感じなかった。映画の最後に流れる「堀越二郎に捧ぐ」というその通りの作品だ。戦前の日本の風景がとても細密丁寧に描かれているのが印象に残った。

カミさんが「ナガノパープル」を見つけてきた。元々私はブドウを好んでは食べない。種や皮を出すのが面倒であったり、食べた後がきれいでないこと、手が濡れたりと、私の中では、ブドウは美味しさのプラス面が、面倒なマイナス面を上回らないのだ。しかし「ナガノパープル」は違う。巨峰の味のまま「皮ごと種なし」はすごい。丸ごと食べられる。ぶどうの革命ではないかとさえ思う。



食べた後残るのは軸だけである。おいしかった~。

2013年8月29日木曜日

平成25年8月28日(水) 晴れ

湿度が低いのでからりとしている。仕込みの関係で、午前中に一度店に行き買い物を済ます。ビルの谷間から見える上空は秋の空に変わりつつある。



買い物を済ませ一度帰宅してから、昼食を食べに「バーミヤン」に行く。メニューを見ていると『孤独のグルメ』の井の頭五郎さんの気分になり多く頼んでしまう。

冷やし担々麺
 ピリ辛ミートソース味の冷やし中華といったところだ。ついでに頼んだのが、油淋鶏(ユーリンチー)。頑張って食べたが少し残してしまった。


ごちそうさまでした。ひとり中華はきつい。中華料理は何人かで来て色々食べるのが楽しい。
休憩して再度店に向かうとき、Jマートの西の信号でUターン違反を狙った白バイが、月並みな言葉だが、虎視眈々と獲物を待ち構えていた。


この白バイのベースになる車種は「HONDA-VFR800」で、私も三年前までこれに乗っていた。乗車している小柄な白バイ隊員の左足カカトまでしっかり着いている。このVFRはシート高が標準で820mmあるので足つきはよくない。白バイは安定性を重視して多分シート高を下げているのだろう。ハンドルの位置も高くカスタマイズされている。これで走ったら気持ちいいだろうなあ。


上の写真がノーマル仕様のVFR800。現在は製造されていない。

2013年8月28日水曜日

平成25年8月27日(火) 晴れ

さわやかに晴れている。雷で壊れたインターホンの修理をきのう依頼したところ、早速メーカーから修理に来てくれた。話を聞くと先日の雷が原因のインターホン被害がとても多いそうだ。

玄関脇に付けられている訪問者が押す装置と室内で受けるモニターの双方を調べて、モニター側に不具合があることを確認して修理となった。修理といってもモニターの裏を開けてディスプレイのついた基板を交換するだけだったので、部品さえあれば私にも出来る作業だった。その部品が手に入らないんだけどね。作業自体は15分ほどで終了しインターホンが復活した。パチパチパチ。


昼はカミさん作のオムライスを食べる。


食べながら『あまちゃん』(録画)を観る。前髪クネ夫は面白かった。形こそ違え、どの時代にもあのタイプはいるいると思わせる。

三時過ぎに店に向かう。何となく夏が遠ざかっていく感じがするのは、ここ二三日暑さが和らいだせいもあろうが、陽が落ちるのが早くなっているし陽射しの角度が真上からではなくだんだん傾いて低くなってきているからだろう。

2013年8月27日火曜日

平成25年8月26日(月) 晴れ

先々週の雷の影響で自宅のインターホンの画面が映らなくなっている。原因が雷にある、と思えるのはご近所でも同じ事が起こっている家がある事、時間的にも雷以降に不具合が生じている事に加えてネットで調べると、雷によるインターホン故障は珍しくないという情報がある事などを総合して推理した結果、犯人は雷であろうと思われるのだ。容疑者を捕まえるのは不可能だが。

原因にこだわったのは、雷による損害は契約している火災保険の補償対象になりそうだったからである。保険会社に連絡をすると、やはり補償の対象で手続きをしてくれる事になった。

雷被害は他にもコンセントを通った過電流によるパソコンの故障など様々あるが、一般家電は保険の対象外で、インターホンなど建物の一部と見なされる物に限るそうだ。今回はインターホンだけだったので被害は最小ですんだ。昔も今も雷が怖いことに変わりはない。

青い画面のまま外の様子が映らない
今日はN井さんに入ってもらうので私は休みだ。昼はイトーヨーカドーの「紅虎餃子房」で五目あんかけのカタ焼きそばを食べる。美味しいのだが単品でこれだけを食べるには少し味が濃いように思う。

今日は涼しいとは云えぬが、暑くはないのでいったん引き返して散歩がてら深大寺にまわる。正月や早春の「だるま市」の時は大勢の人で身動きできぬほど混みあうが、何もない平日はまだ夏休みとはいえ、古刹本来の閑静さがある。





正面山門下の門前蕎麦に大きな百日紅(さるすべり)が咲いていた。真夏に来たのは初めてではないかなあ、百日紅に覚えがないもの。名前の由来通り、幹はつるつるで猿が滑りそうである。猿はいないが、いても多分滑らないと思う。






この名刹が自宅から散歩圏内にあるというのは考えてみればありがたいことだ。

2013年8月26日月曜日

平成25年8月25日(日) 曇り一時雨

ひんやりして気持ちのよい朝だ。気温が23℃だとラジオが伝えている。同じ温度でも家庭のような部屋単位の空調で人工的に作り出したいびつな温度と、自然がもたらす全体を包み込む温度とでは快適さが違う。

昼は焼きそばを食べる。


食後、一時間くらいの昼寝をして、さあ「冷蔵庫丸ごと究明大作戦」の開始だ。

上の段から順に入っている食材を全て出していく。奥の方に入っている、いつ開けたのか不明な怪しい瓶詰めや、半端に使ってそのままになっている奈良漬けなど色々出てきた。全ての棚を取り出して洗う。使わない物は思い切って捨てる。一番下の野菜室がすごい事になっていて、すごい事になっているという表現にとどめるが、すごい事になっていた(笑)。

小一時間かけて、いやあ、さっぱりした。今はふたりだけなので整理すれば冷蔵庫が食材で一杯になる事はない。


奥から出てきた名古屋みやげの八丁味噌で作った赤だし。確か二年以上前のものだが、味噌は保存が利くので全く問題ない。赤だしはうまい。

鮭ハラス
エビマヨそのもの
奥から出てきた奈良漬け

茄子とソーセージ炒め 
生湯葉
飲みながらリアルタイムで『八重の桜』に続いて『半沢直樹』を観る。堺雅人がいいのはもちろんだが、憎まれ役がしっかり、小憎たらしい性悪ぶりを発揮しているので、「倍返し」が効果的に活きてくる。

2013年8月25日日曜日

平成25年8月24日(土) 曇り一時雨

家での昼食は麺類が多いが久しぶりの米飯を食べる。おかずはカミさんが買ってきた総菜屋さんのもので間に合わす。

鶏唐揚げ油淋鶏風
ひとり一個のコロッケ

我が家では漬け物にすりゴマをかける
ご飯の盛りが多いのではない、茶碗が小さいのだ
 昼をしっかり食べると夕方になってもお腹がすかない。暑いのだが、昨日から夏空が消えて翳っている。外を歩いても直射日光に灼かれないぶん楽だ。

三鷹駅上空
『オール讀物』九月号の面白い記事があった。東海林さだおと近藤誠両氏の対談だ。近藤誠氏はよく新聞の書籍広告などで見かけるのでご存じの方は多いと思う。『医者に殺されない47の心得』『「余命三ヶ月」のウソ』など、現場の医師として癌に関する安易な手術に警鐘を鳴らしている。

今回の対談の中で、血圧や血糖値のことに触れており、学会が決める正常値の値が昔に比べて下げられていて、昔なら血圧160でも問題なかったが、今は140を超えると高血圧とされる。これは正常値を決める学会と製薬会社の癒着があり億単位の金が裏で動いているそうだ。

正常値とされる値を低めに設定すれば、当然患者は激増するわけで健康診断の網ですくい取るという構図だ。

人間ドックや健康診断をすればするほど、何の自覚症状も無い人が病人にされてしまう事になる。

早期発見の名の下に莫大な医療費(薬代)が使われこの国の財政を大きく圧迫しているということだ。だれでも我が身可愛いので、薬飲んどけば大丈夫、と思うのが人情だが、医師も安直に薬を処方する傾向があるのは、私も感ずることがある。

幸運な事に私が唯一飲んでいる薬は「百薬の長」である。

2013年8月24日土曜日

平成25年8月23日(金) 曇り夕方から時々雨

冷蔵庫を探すが、魚肉類が見当たらない。最近は夫婦ふたりだけなので食材をストックしておく必要がなくなったからだ。では冷蔵庫の中がきれいに整理されてスカスカなのかというとそうではない。奥の方では何やら怪しい物体が寝ているし、物は入っているのだ。多分、さすがに昭和の日付のものは無いだろうが、探索すれば呆れるようなレベルの物が入っていそうだ。今度の日曜日は掃除もかねて「冷蔵庫の中を丸ごと徹底的に究明する大作戦」を決行することにきめた。


材料が乏しいので昼はペペロンチーノにする。うどんで言えば「素うどん」だ。スパゲティなので「素スパゲティ」だが言いにくい。「素パスタ」でもあるが、耳から入った音では「スパスタ」では何の事か判らない。要は、ニンニクと鷹の爪を入れた塩味のスパゲティである。正確には「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」で「Aglio(にんにく) olio(オイル) e peperoncino(唐辛子)」だが、普通は略してペペロンチーノと呼ぶ。

単純であるがゆえ、手順などが悪いと、味にはっきり差が出るごまかしの利かない料理である。

いつ降りだしてもおかしくない曇り空と湿気の多い重く蒸した空気だったので、降り出すのはわかっっていたが、店を開ける頃を計ったように降りだした。この商売の不思議なところは、雨が降ると必ず客足が遠のくかというと、そうでもなく、今日などは普段と変わらない一日だった。

帰宅して『美の巨人たち』(録画)を観る。八月は「日本の建築シリーズ」で今回は、「金龍山浅草寺」だ。空襲で焼失した本堂を再建したときの設計は建築家、大岡實で「燃えたら何も残らない」という理由で木造では無く、コンクリート造りにしてあるそうだ。その想いは複雑であったろうと想像する。

この大岡實という人は、奈良の薬師寺金堂の再建時の基本設計をしている。あの宮大工の大棟梁、西岡常一と一緒に仕事をした人だ。

ここに詳しい興味深い話が公開されている。

http://www.ohoka-inst.com/yakushijikondou.html

2013年8月23日金曜日

平成25年8月22日(木) 曇り時々晴れ

昼はパスタにしたのだが、ベーコンが見当たらないので野菜だけの具材になった。野菜だけの食生活が健康的かというと、どうも違うらしい。何かで読んだが、100歳以上長生きの人はたいてい肉も魚も普通に食べているらしい。「何事も偏らずほどほどに」という事だろう。こんな事は古い昔から言い続けられており、今更言われなくても誰でも知っていることだが、情報過多の現代はいつの間にか、あっちこっちにふらふらして、単純な金言を忘れがちだ。

野菜パスタ
 ちょうど高校野球の決勝をやっていて接戦になったが、前橋育英高校が優勝した。力だけではなく運に恵まれなければ、ただ一校だけの勝ち残りは成し遂げられない。毎年楽しみというほどのファンではないが、やっていればちょこちょこは観ている。大きな真夏の祭典が終わった。

夕方店を開ける前に賄いのカツカレーを食べて満足する。もう少し食べたいな、というのが「何事もほどほどに」の腹八分だろうから、満足した時点でアウトである(笑)。


帰宅してNHK『フルタ家の不思議なテレビ』第二夜(録画)を観る。TV60年の記念番組らしい。フルタ家の居間にあるテレビは過去から今に至る「お宝映像」を見られる夢のテレビという設定だ。当主に古田新太、祖父に伊東四朗という配役で、今回は実写版の『鉄腕アトム』を紹介していた。

私はその実写版を当時見ていて知っている。今回の映像では出てこなかったが、アトムが子供達大勢と綱引きをして、楽に勝ってしまうシーンを覚えている。

当主役の古田新太がどうしても『あまちゃん』の「太巻」に見えてしまう。それまでは「ガネーシャ」だった。

2013年8月22日木曜日

平成25年8月21日(水) 晴れ一時激しい雨

昼は素麺にする。擦った生姜がないのが残念だが、スダチがあるので美味しく食べられる。


奥多摩の小河内ダムで人工降雨装置を試験的に稼働させるニュースがあり現場にカメラが入ってその様子を流している。降りそうで降らない雨雲めがけてヨウ化銀という物質を放出し降雨を誘うらしい。この装置は前からあるそうだが、稼働させるのは久しぶりだそうだ。

その効果かどうかは分からぬが、奥多摩で発生した雷雲が東に移動し、激しい雨を降らせながら、帯状に首都圏を横切っていった。武蔵野三鷹近辺も午後三時過ぎから一時間ばかり激しい雨に見舞われた。

三時過ぎに家を出ようと思っていたら強く降りだしたのでしばらく様子を見ていたら小降りになって来た。これなら大丈夫と、カッパを着てバイクで出たら途中はもう薄日が射している。少し待って正解だったと思いながら進むと、またポツポツしてきた。あれあれ~と思っていたらやられてしまった。

そのまま進んで、東へ移動中の豪雨本隊の西の端に突入。判る人だけに振る。西部戦線異状有りだ。

滝の中に入ったような降り方で雨具を着用しているにもかかわらず叩きつけてくる雨滴が痛い。

無事到着したので問題はないが、到着後5分も経たぬうちに明るくなってきてピタリと止んだ。私がとった行動は、遠ざかり行く雷雲を後ろから追いかけてわざわざ濡れにいったのだった。

店に着いたとき、傘を差してはいるが既にずぶ濡れになった通りがかりのサラリーマンの方と目が合った。こちらも雨具を着てはいるが濡れ鼠だ。お互い一瞬笑顔になった。あの笑顔は「いや~たまげた降り方ですねえ」という諦観を含んだ一時的被害者の共感だったと思う。

2013年8月21日水曜日

平成25年8月20日(火) 晴れ

昼は高松から持ち帰った生うどんを食べる。素麺など2.3分で出来るものに対して15分ちょっとの茹で時間がかかるので夏の調理は暑い。暑かった分、茹で上がりを水で締めない本当の釜揚げが食べられる。

THE 釜玉
ベトナム勤務の次男から戸籍謄本を送ってくれとの依頼があり早めに動く。彼の嫁の滞在許可に関して結婚証明が必要だそうだ。海外勤務は何かと事務手続きが多い。私たちは普段、自国に暮らす限り意識することはないが、一人旅で海外に出たりすると国籍を有する自国のパスポートに守られているのを実感することができる。

彼らの転出届が済んでなかったのでついでに市政窓口に届ける。そこで一悶着あった。

話が複雑なのでここでは内容は説明しないが、この件を担当した市民課の女性職員が、私の提出した書類の移動日付の矛盾を指摘するのだが、私からすれば事実を書いているにもかかわらず、「この日付が正しくないという事になりますね」と暗にこちらが間違っていると主張する。実際には間違ってないですよ。ややこしいので省く。

そうじゃないでしょ、正誤だけの判断なら窓口に人など置かずに機械にやらせりゃいいのだ。人件費も省けるしね。行政の窓口に求められるものは、少し込み入った案件には「ではこうしましょう」という、人だから出来る柔軟な判断があってしかるべきだ。

こちらが正直に届け出て悪意の無いのは判っているはずだ。自分の守備範囲の中で間違いを犯さぬ潔癖さは理解するが、結果的にそれは、私に事実では無い日付を強要する形となった。職務上、齟齬を招かぬように働いた結果、彼女は公文書に虚偽の日付を私に書かせたことになる。本末転倒、辻褄合わせの典型的役所仕事である。

ちなみに別の市民税課では本来の届け出で受理している。市民税課では、次男のパスポートの写し、就労証明などを確認し、昨年中に彼が日本を離れている事実を確認している。にもかかわらず、同じ市役所で市民課は住民票の移動の日付がおかしいと、受理しない。この事実から課を超えた個人データの共有がない事が判る。矛盾を市役所はどう説明するのだろう。

口頭で説明し不自然な点がなければ、現場の判断で処理するのが大人の仕事だ。些細なことまでいちいち紙に書かせ印鑑を求める形式がどれだけ時間や資源を消費する社会的コストの負担になっているのか、行政は真剣に考えた事があるのだろうか。ないだろうなあ。

「届け出ごくろうさまです」

「ではお願いします」

と、笑顔でその場を離れる心構えは、私はいつでも出来ている。

2013年8月20日火曜日

平成25年8月19日(月) 晴れ

今日から始動だ。店の仕入れで早めに出る。昼食は近所の「布袋家」で盛り蕎麦を食べる。手ぶらで出かけたので写真は無い。街全体も今日から動き出した感じだが、夏休みの空気がまだ残っている。それは歩いている人がカジュアルな服装で旅行用カートを引いている姿を見かけるからだ。

開店準備をしながら高校野球を点けていた。常総学園と前橋育英の試合は劇的だった。2対0で迎えた九回裏の前橋育英の攻撃、二死走者無しまで追い詰められ、最後の打者が打ったのは二塁ゴロで、あ~終わった、と思われたが、変則的に打球が跳ね二塁手のエラーを誘った。ここから同点に追いつき、延長十回で前橋育英がサヨナラ勝ちをした。

負けた常総学園は八回まで無失点に抑えていたエースが九回になり疲労と暑さで足が攣りやむなく降板、その後急遽登板した二番手の子が結果的に打たれてしまった。

勝者と敗者を分けたものは紙一重の運であった。試合後、選手たちがお互いを讃え合う姿があった。

店を終え帰宅して自家消費用高松土産を写真に撮る。


空港の売店などで売っている「揚げぴっぴ」。うどんを揚げたものに塩味をつけただけのシンプルなものだが、食べ出すと止まらなくなる度は高い。


上は高松市民ならまず誰でも知っている「くつわ堂」の瓦せんべいだ。写真だと判らないがこのせんべいはとにかく堅い。歯の悪い人は止めた方がよいと注意書きが要るくらい堅い。文字通り瓦のように堅く焼いているのだ。堅いが美味しい。せんべいとはいえ高級ブランドである。

http://www.kawarasenbei.jp/


上は従姉のEちゃんちの庭で採れたイチジクをお土産にもらった。夏から秋にかけての懐かしい味がする。おいしいうどん屋にも連れて行ってくれ、いろいろご馳走さまでした。

2013年8月19日月曜日

平成25年8月18日(日) 晴れ

一夜明け、昼前にホテルを出て叔母の家に向かう。私の従姉のEちゃんが迎えてくれる。歳を重ねても子供の頃から、ちゃん付けで呼んでいるので、Eちゃんである。妹のNちゃん家族も帰省していて久しぶりの顔合わせになった。この家は三姉妹なので、Eちゃんが家を継いでいるのでこの家にみんなが集まってくる。

叔母に会う。少し体調を崩しているが私のことは判ってくれた。お大事にして下さい。

昼になり、とてもディープな讃岐うどん店に連れて行ってもらう。従姉夫婦一押しの「名もないうどん屋」という、うどん屋だ(笑)。看板も出てないうえ、店というか工事現場のプレハブ事務所そのままのスタイルで営業している。完全に郊外であり知らなきゃ見つけられませんよこれは。こういう攻略の難しい店が、県外「うどん巡り客」のわくわく感をくすぐるのだろうなあ。


女性ひとりで切り盛りしている
 注文があってから麺を茹でるので時間がかかる。従姉は馴染みなので事前に電話でこれから行くからと言って、玉の数と茹で時間まで指定している。すごい。店の中はゆる~い空気で、こればかりは東京には無い。

勝手にどうぞ(笑)
勝手にどうぞ2


ここの麺はもちもちして柔らかいのだが、コシがしっかりある。これは讃岐以外では食べられないと、改めて思う。恐るべき讃岐うどん(笑)。

いったん戻り夕方まで長話をして、ANA最終の19:35東京行きに向かう。

高松空港
せわしない二日だった。今度はもう少しのんびりした予定で来よう。