2013年8月24日土曜日

平成25年8月23日(金) 曇り夕方から時々雨

冷蔵庫を探すが、魚肉類が見当たらない。最近は夫婦ふたりだけなので食材をストックしておく必要がなくなったからだ。では冷蔵庫の中がきれいに整理されてスカスカなのかというとそうではない。奥の方では何やら怪しい物体が寝ているし、物は入っているのだ。多分、さすがに昭和の日付のものは無いだろうが、探索すれば呆れるようなレベルの物が入っていそうだ。今度の日曜日は掃除もかねて「冷蔵庫の中を丸ごと徹底的に究明する大作戦」を決行することにきめた。


材料が乏しいので昼はペペロンチーノにする。うどんで言えば「素うどん」だ。スパゲティなので「素スパゲティ」だが言いにくい。「素パスタ」でもあるが、耳から入った音では「スパスタ」では何の事か判らない。要は、ニンニクと鷹の爪を入れた塩味のスパゲティである。正確には「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」で「Aglio(にんにく) olio(オイル) e peperoncino(唐辛子)」だが、普通は略してペペロンチーノと呼ぶ。

単純であるがゆえ、手順などが悪いと、味にはっきり差が出るごまかしの利かない料理である。

いつ降りだしてもおかしくない曇り空と湿気の多い重く蒸した空気だったので、降り出すのはわかっっていたが、店を開ける頃を計ったように降りだした。この商売の不思議なところは、雨が降ると必ず客足が遠のくかというと、そうでもなく、今日などは普段と変わらない一日だった。

帰宅して『美の巨人たち』(録画)を観る。八月は「日本の建築シリーズ」で今回は、「金龍山浅草寺」だ。空襲で焼失した本堂を再建したときの設計は建築家、大岡實で「燃えたら何も残らない」という理由で木造では無く、コンクリート造りにしてあるそうだ。その想いは複雑であったろうと想像する。

この大岡實という人は、奈良の薬師寺金堂の再建時の基本設計をしている。あの宮大工の大棟梁、西岡常一と一緒に仕事をした人だ。

ここに詳しい興味深い話が公開されている。

http://www.ohoka-inst.com/yakushijikondou.html

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