2012年6月30日土曜日

平成24年6月29日(金) 晴れ時々くもり

昨日このブログで書いた内容に重大な誤りがあった。ブログ「フィールドノート」早稲田大学の大久保孝冶先生の肩書きである。私は社会学部教授と紹介したが、今日、他の考え事をしていて何故か、ハッと、なった。もしかして社会学部というのは私の思い込みではないだろうか?と。

早稲田大学のHPで学部や教員を確認した。大久保孝冶先生は文化構想学部現代人間論系の教授であった。この場を借りて訂正させていただきます。そもそも早稲田大学には社会科学部はあるが社会学部というのは存在しなかった。浅学の徒の勝手な思い込みお許しいただきたい。

今日の昼は私一人で家にいたので、食事も自分で一人前を作った。冷凍庫を見るとパック詰めのアサリがあったのでパスタ(ボンゴレ・ビアンコ)を作ることにした。





あさりのスパゲッティは材料さえあれば簡単だ。弱火低温のオリーブオイルでにんにくの香りを引き出してからアサリを投入、白ワインを注ぎ酒蒸しにしたところに硬めに茹でたパスタをあわせ刻みパセリを入れ完成。途中の手順も撮影したかったが、おいしいパスタを作るのは時間との競争で忙しくて撮影するのをつい忘れてしまう。

2012年6月29日金曜日

平成24年6月28日(木) くもり

きのう、ある方にメールを出したことを書いたが、その方から返信があり、かつその方のブログで私のブログを紹介していただいた。その方とは、早稲田大学社会学部教授、大久保孝治氏である。

私は以前から氏のブログの愛読者でありそのブログの書き方を、参考書として私は使わせていただいている。いわばひな型(テンプレート)である。投稿タイトルを入れず、写真を多用するなど、そのスタイルを真似させていただいている。なのでオリジナルの方にメールを出すのは少し勇気がいったのだ。メールを出したいきさつは先生のブログの中(6月27日)に書かれているのでご覧になって下さい。

フィールドノート(大久保孝冶先生のブログ)

http://blog.goo.ne.jp/ohkubo-takaji

店はもちろん営業しているが、手伝いのN井さんに出てもらって私は休みをとってある。中野の病院に入院した知人を見舞う。

中野は若い頃高円寺に住んでいたので当時は庭のようなものでよく遊んだ。よく遊んだ、の部分をよく飲んだ、と言い換えても差し支えはない。しばらく来ないうちに北口界隈は大きく変わろうとしている。

工事中の中野駅北口付近

中野ブロードウエイ


ブロードウエイにある「ロッテリア」は40年前から同じ場所にある。


中野区役所、税務署などは変わっていないが、その周りは急速に再整備が進んでいた。




中野サンプラザ
私のブログの読者は、店のお客様の他に、私個人の昔からの仕事仲間や友人、知人に年賀状でブログのことを知らせてあるので定期的に訪ねてくださる方が何人かはいると思う。なので共通の知人がいると、このブログを見て今日の見舞いを知った方に心配の種を播くことになりかねないので見舞いの内容は明かせない。本当に情報遮断するのであれば、見舞ったこと自体書いてはいけない。ダチョウ倶楽部の上島竜平がプールの水際まで歩いて行き「押すなよ、押すなよ」と言っているようなものだ(例えになっていないと思う)。

見舞いを終え中野から夕方の帰宅ラッシュ時の電車に乗った。混んだ電車に乗っていられる体、日常意識することのない健康のありがたさをしみじみと思った。

2012年6月28日木曜日

平成24年6月27日(水) 晴れ

『リーガルハイ』の最終話(録画)を観た。古美門研介(堺雅人)と三木弁護士(生瀬勝久)の確執の秘密が明らかにされる。先週あたりから視聴者の「知りたい願望」をグッと掴んでおいて、最後は「額ズレ落ち」であった。「額ズレ落ち」という言葉があるのかどうか知らぬが、吉本新喜劇の舞台などで演者が緊迫した場面を引っ張っておいて、お約束のギャグで落とし、全員がずっこけ、壁の絵もガタンと傾く演出といえば近いと思う。春のドラマの中では出色の作品であった。


天海祐希『カエルの王女様』も楽しかったが、NHKBSで放送していた時代劇『陽だまりの樹』は面白かった。手塚治原作でその原作を昔読んだ記憶はあったが筋はどうだったのか忘れていた。激動の幕末、徳川方の武士としての生き方を真っ直ぐに進む、伊武谷万次郎(市原隼人)と蘭方医(成宮寛貴)の友情を描いた物語で、市原隼人が役に塡っていて見応えがあった。


今日の日中小さな勇気を出し、ある方にメールを差し上げた。この記事を書いている現在6/28はすでにその後の動きがあったのだが日付の都合上明日まで伏せておく。「知りたい願望」を掴んでおきます。


2012年6月27日水曜日

平成24年6月26日(火) 晴れ

大陸性の高気圧に覆われ北海道から関東圏までは概ね晴れているらしい。爽やかすぎて梅雨時の季節感を見失いそうだ。今日は歩きで店に向かう。

銀杏畑の緑

銀杏畑の隣のキウイ畑

図書館本館近くの喫茶店
 近頃、このような個人経営の喫茶店は希有な存在だ。この季節にピタリと合う名前の店だ。一度だけ利用したことがある。

喫茶「あじさい」の並びにある古本店

図書館バス停から三鷹通り北方面の桜並木

コメダ珈琲三鷹上連雀店
 名古屋系の大型チェーン店、平日にも関わらず駐車場はほぼ満車であった。

三鷹中央通り商店街の最南端
 中央通り商店街もこのあたりは静かである。永井荷風『断腸亭日乗』昭和18年10月27日の日記に、この中央通りを通り禅林寺、森鴎外の墓所を掃苔する記述があり、その当時は叢深い田舎であった事がうかがい知れる。

巣立ち前のツバメの巣


 ツバメは他の野生動物から身を守る術として人のいる場所を選ぶ。人との信頼と依存の関係は無言の契約である。

山本有三記念碑「二人の少年像」

2012年6月26日火曜日

平成24年6月25日(月) くもり

梅雨寒というのか六月の後半だというのに長袖のトレーナーを着用した。店に出る前、踏切パンに寄ってから丸亀製麺に行く。以前書いたが「踏切パン」というのは武蔵境の獣医大の近く中央線が高架になる前、開かずの踏切があった脇にあるパン屋だ。「パサージュ・ア・ニヴォー」というフランス語で直訳するとそのまま「踏切」である。私の知る限り都心の超一流店と比べても遜色ない。


くるみとドライいちじくのライ麦パン
上の写真のライ麦パン(セーグル・フリュイ)を食べればその実力が判る。ただ残念なことにこのライ麦パンは月・金の週二日限定なのだ。

パンを購入してその先にある丸亀製麺にバイクを止める。
初めてここの「かまあげ」を注文する。今日くらい涼しいと温かいうどんが美味しい。

¥280かまあげ(並)+¥130エビ天・¥100半熟玉子天=¥510
天ぷらは他にもイカ・かき揚げ・ちくわ天などあるがなぜかいつもエビ天と半熟玉子天に手が出る。天ぷらコーナーでトングを持ち、頭の中で(う~ん)と迷った末こうなるのだ。

かまあげも普通に美味しかったが、私は個人的な好みでやはりカケの方が好きだ。わかっているのに頼んでしまった。多分ブログにいつも同じ組み合わせの写真を載せることに心のどこかで抵抗があったのだろうと自己分析してみた。よくいえば細やかなサービス精神に満ちているが、悪く言えば何という小心者であろうか。


陽が落ちてからさらに涼しくなった。店では気温の高くなったこの時期は燗酒は出なくなるので酒燗器を止めていて、注文が入ると常温の酒を耐熱ガラスの器で温めてから升に移す。今日は燗酒の注文がそれなりにあり気温の変化に対するお客様の反応は敏感だ。


2012年6月25日月曜日

平成24年6月24日(日) くもり一時雨

今日は降らぬ予報だったが午後三時半すぎパラパラとし始めた。ちょうど競馬の宝塚記念が始まるところだったので時間は合っている。リアルタイム降雨情報サイト「東京アメッシュ」を見たら、なんと三鷹のそれもほんの一部の地域だけに雨雲がかかっていてそのワンポイント以外の関東圏は降っていなかった。

宝塚記念は三冠馬オルフェーブルが勝った。前二走で不安定さを露呈したがちゃんと走れば現役最強馬である。ちゃんと走れば(笑)。

『梅ちゃん先生』(録画)をまとめて観る。今週は姉の松子や梅ちゃん本人の恋の行方もあり、よかったね、梅ちゃん。梅ちゃんを演じる堀北真希の清楚さと天然ボケぶりに好感がもてる。時代の背景もあるが、化粧や飾り立てた衣装の力は彼女の前では無力である。

2012年6月23日土曜日

平成24年6月22日(金) くもり

DVD『フライ,ダディ,フライ』(2005)を観た。先日、私が今注目している映画監督と書いた、成島出の作品だ。実は今日テレビで同監督の『八日目の蝉』が放映されたが、映画館で封切りを観ていたので今日は見送った。

『フライ,ダディ,フライ』のあらすじはこうだ。平凡なサラリーマン鈴木一(堤真一)の高校生になる娘がある日街で殴られて入院する。娘を殴った相手は有力政治家の息子、石原勇輔(須藤元気)というボクシング高校チャンピオンだった。事件のもみ消しに相手は大金を用意し事を終わらせようとするが、その気配に娘は敏感に反応し鈴木を強く拒否する。

娘の信頼を取り戻すべく、鈴木は単身で相手の高校に乗り込み復讐するつもりが出てきた相手に一発でやられる。おまけに乗り込む高校を間違えていて情けない極みとなる。鈴木を一発で倒した高校生は朴舜臣(岡田准一)という在日の少年だった。事情を聞いた彼ら少年達が鈴木に石原を倒せるよう鍛えるトレーニングをすることを持ちかけ鈴木もその気になる。


物語は、直線的な劇画調で現実感はなく、結末は観なくても判るが娯楽として十分楽しめた。


鈴木と同じような立場全く普通の勤め人で郊外に住むバス通勤の顔なじみ運転手(温水洋一)と中年サラリーマン達(田口浩正・徳井優・浅野和之・大河内浩)の過剰演出の小ネタも楽しい。


私はこういう見やすい娯楽作品は好きである。堤真一がうまいのは当然だが、岡田准一君がなかなかカッコいい。


2012年6月22日金曜日

平成24年6月21日(木) くもり

今日は夏至である。梅雨どきに日が最も長い一日を実感することは難しい。第一毎朝、日の出より早く起きてはいないので実感が湧くわけもない。以前調べて知った知識だが一日が最も長いから、朝も一番早く明け、日没も一番遅いという事ではない。それぞれの時間は、ずれている。

店に出る前、丸亀製麺に寄った。見落としていたのかも知れないが、冷やかけがあった。要はかけうどんの冷製である。数日前ひらめいたアイデアを実行した。天ぷらは温かい状態で食したいので、子供用の取り分け小鉢に温かい、かけつゆを入れて食べるのだ。

冷やかけとエビ天、半熟玉子天

ここは、ねぎや天かす、生姜、ごまなど自由に使えるので香川県のうどん屋と同じだ。私は冷やしうどんには七味ではなくおろし生姜のほうが好みだ。エビ天と半熟玉子天、上が温かいうどんだし。


脱力系絵柄子供用小鉢

幟でアピール
冷やかけを見落としていたのではなかった。帰り際、店員の方に聞いたら、昨日(6/20)からの夏メニューだそうだ。店に出る途中にあるのでますます立ち寄る機会が増えそうだ。ほんの短い時間だが故郷にいる気分にさせてくれる。

2012年6月21日木曜日

平成24年6月20日(水) 晴れ

台風が去りやれやれと思っていたら、早く店に出たカミさんから電話が入る。

「店のシャッターがとんでもないことになってる~!

急いで店に行ったら、確かにとんでもないことになっていた。間口二間のシャッターのセンターの支柱がはずれ右半分はだらしなく垂れ下がり(だらしないかどうかはシャッターの知ったことではない)左側の下半分が千切れていた。

支柱を入れたときの固定が甘かったのか、強風でガタガタしている内に支柱がずれて、はずれたのだろう。シャッターは支柱を失うとスダレのような状態になる。これが強風で煽られる様を想像すると、他に被害を及ぼさなかった事は幸運だった。

その千切れた下半分はひどく破損しているのではなかった。千切れた部分をよく見ると物理的に切断したのではなく、脱落してる状態だった。今までシャッターの構造を考えてみたこともなかったが、シャッターというのはそれぞれのパーツが溝に沿って噛み合わされているだけで蝶つがいのようなもので固定されてはいなかったのだ。

幸運なことに水曜日休日の不動産会社の若旦那に連絡がつき駆けつけてくれ、修復を手伝っていただいた。おかげさまで元どおりになった。この場を借りてお礼申し上げます。

去年は台風で外壁に設置してあった電飾看板が破損した。今回は結果的に被害はなかったが、台風が私たちに利益をもたらすことはない。

四国にいた子供の頃、台風というのは怖さよりも特別行事のような高揚感で迎えた邪気のない頃がなつかしい。



2012年6月20日水曜日

平成24年6月19日(火) 午後から雨、夕方から台風4号

19時を過ぎてから風雨が強くなり道行く人も前屈みになっている。21時半でお客さまが切れ、ますます荒れ模様となってきたので早仕舞いにする。


強い風と傘が役に立たない横なぐりの雨の中、北口ロータリー前は家族を迎えに来た自家用車で混乱していて、舗道ではバスやタクシーを待つ人の並びがとても長い列になっていた。


帰宅して録画してあった『リーガル・ハイ』第10話を観る。先週の続きで、公害訴訟が争点である。あいかわらず堺雅人は振り子をいっぱいに振り切っている。予告で来週が最終回を知った。この作品の核となる謎解きではないと思うが、三木弁護士(生瀬勝久)の意味深な言葉がやっと明かされる。


今回の台風は脚が早い、これを書いている今は深夜1時前だが雨は止み、風もいくらかおだやかになってきた。

2012年6月19日火曜日

平成24年6月18日(月) 曇り時々晴れ

梅雨に入っているが雨模様の日は案外少ない。今日は昼を食べてなかったので、午後3時すぎ、武蔵境の丸亀製麺で遅い昼食となった。


今日は蒸し暑いが、温かいかけうどんにエビ天とキス天を選ぶ。さすがに食べている途中で汗が出てきた。てんぷらはうどんのダシに漬けた方が私は好きなので、かけにしたのだが、さすがに暑い、これからは冷製のうどんにしようと思う。冷製のざるうどんや冷やしぶっかけに合わせる冷めたてんぷらでは、てんぷらが揚げたての場合を除いてはひと味落ちるのは仕方がない。

食べている途中で天来の啓示の如く冷やし系のうどんでもてんぷらをおいしく食べる方法を思いついた。かけうどんのダシはセルフで自由に注ぐことが出来る。店内には子供用の取り分け用の小さな器が自由に使える。そうこれを天つゆ代わりに使えば冷やしうどんでもおいしく天ぷらを食べることが可能なのだ。なぜいままで気付かなかったのだろう。次は早速実行に移つしてみよう。



2012年6月18日月曜日

平成24年6月17日(日) 晴れたり曇ったり

邦画DVDを二本まとめて観た。『油断大敵』と『孤高のメス』の二作だ。これには繋がりがあってどちらも監督が同じだ。成島出(なるしま・いずる)という監督の作品で、昨年の話題作『八日目の蝉』の監督といえば判りやすいと思う。

『油断大敵』(2003)はこの監督の初メガホン作で、もうひとつパッとしない刑事役の役所広司と老練な泥棒役の柄本明を軸に犯罪物でありながら陰湿さを感じさせぬ演出でまとめている。

『孤高のメス』(2010)は腐敗した総合病院に赴任した米国帰りの凄腕外科医(堤真一)の活躍を看護婦(夏川結衣)の視線を通して回想形式に物語が進む。

この監督の映像に共通するのは、風景の暖かみだ。地方の町のありふれた風景、田舎ののどかな風景などを随所にうまく配置している。

『八日目の蝉』のときもそうだったが、世の中の現実に起こる不条理、救いのない悲劇、やりきれない人の思いが瀬戸内の美しい風景を重ねることにより、切なさが増幅されていた。

実は今の時点でここには書けぬが、この監督の作品に興味を持つ機会があり取り急ぎ何作かを押さえておこうと思ったのだ。近いうち、なぜ唐突にこの監督に興味を持ったかを明かせると思う。






2012年6月15日金曜日

桜新町 レストラン Infusion(アンフュージョン)

平成24年6月14日(木) 晴れ

私はブログの記事を投稿する際、基本はタイトルを入れない。今日はその基本から外れてタイトルを入れた。それは知り合いの店の紹介も兼ねているからだ。

11:45 桜新町駅の改札でK上君と筧君と合流してレストラン『Infusion』(アンフュージョン)に向かう。

サザエさん通りの奥に向かう
 五分ほどの歩きで到着、12時ちょうどの予約をしていたのだが、すでに店内はほぼ満席で我々の入店は遅い方であった。先客は全員女性で地元のマダムに支持されているのだろう。案内された4名掛けの席だけが少し離れた席だったので我々男三人は少し安心した。20席の店だが女性客の中に、おっさん三人だけというのは浮いてしまう。

この日の予約は、K上君の名前でしてあり普通の予約客を装っていた。というのは、この店は以前、青山で仕事をしていた時の後輩、菊池君がオーナーシェフをしている。三年半ほど前に独立して経営者になったことを聞き及んでいたが、訪ねる機会がなかった。K上君も筧君も同時代を同じ職場で過ごしてきたので知己の仲である。そこでK上君と筧君を誘いこっそり訪ね驚かそうという趣旨だ。

調理場からはガラス越しに客席が見えるので我々が入っていくとすぐに気づいたが、ランチのピーク時で、話しは後にして料理はおまかせの¥3800ランチをお願いする。

一皿めの前菜

二皿め、ひらまさのカルパッチョ仕立て(マイクロトマトがアクセント)

鮎と安曇野の山ウド、野生のアスパラガス

山梨産ホワイトコーンの冷製スープ
 魚料理の後のスープは口直しになった。

イベリコ豚のフランボワーズソース
 フランボワーズというのは木イチゴのことで濃厚な旨みのイベリコ豚との相性もよく非常においしかった。

宮中使用の加賀焙じ茶

上記加賀棒茶風味のブランマンジェとアイスクリーム

ピスタチオ入りクレーム・ブリュレ(左の赤いのは?)
 デザートはそれぞれ違うものを出してくれた。


〆のエスプレッソ
 約二時間優雅な食事を楽しんだ。夕方から仕事に行く気がだんだんしなくなる。他のテーブルも出し終えたところで、菊池君登場、若い頃と少しも変わらぬ人柄の良さが店の雰囲気に顕れている。

人知れぬ経営者としての苦労はあるだろうが、世田谷の地に根ざした良い店に育っているようである。近いうちに集まる約束をして別れる。ごちそうさま、おいしかった!

菊池貴通オーナーシェフ
店内にいる時はスタッフや他のお客様の手前か少し堅かったが、外に出た瞬間、昔の菊池君の笑顔が満面に表れた。人はそれぞれの立場を生きている。


2012年6月14日木曜日

平成24年6月13日(水) くもり

夜明けごろだったと思う。夢を見ていたのだ。夢であるから状況に整合性は全くない。なぜか高い崖際に私が横たわっている。その崖ぎりぎりで何故か、器のどんぶりが落ちそうになっていた。心配した通り崖下に落下した瞬間、下から吹き上げてきた風に押し戻され、どんぶりは戻ってきた。しかし、次の一瞬また転がり落ちそうになった。私は慌ててどんぶりに手をのばした。

そのどんぶりに手が届いた瞬間、ガン!という衝撃で目が覚めた。寝床の横の壁を叩いた衝撃だけが本物だった(笑)。

夢を見る見ないは自分では制御できない。寝る前に自分が望んだ結果をその日の夢で体験することを自由に制御することは叶わない。ただし夢は思わぬ願望が叶い、それが覚めずにいてくれる事を願わずにはいられぬほど成就させてくれることもある。

2012年6月13日水曜日

平成24年6月12日(火) 雨

二本のDVDを観た。『ぼくのエリ』と『モールス』。実は原作は同じ映画で制作年度と制作国が違う。
『ぼくのエリ』はスウェーデン作家の原作者が脚本を書いた2008年スウェーデン映画。『モールス』はハリウッド版リメイク作品で2010年の制作。

どちらが良かったという評価はよほど作品に落差が無い限り好みの問題だ。私にはどちらも持ち味を出していて楽しめた。

物語は、ある雪の日いじめられっ子の少年の隣に初老の男と少女が夜、人目を忍ぶように引っ越してくる。少女は靴をはいていない。

12歳の同じ歳の二人はしだいに親しくなり寝る時はベッドの壁越しにモールス信号で会話をするようになる。

やがて静かな田舎町に不可解な殺人事件が続き、少年は隣人の親子がそれに関わっていることを感じる。

ここからはネタバレになるので、それでも良いと思う人以外は、ただちに読むのを止めることを奨める。

少女はずっと昔から12歳のままで歳を取らないバンパイヤで、父親と思われた付き添う男は彼女の世話を長い間続けている年老いた青年だった。物語の途中でこの老人も死ぬ。

終わりのない流浪の旅、さすらい漂流するしかない邪悪な存在は、少女のイノセントな透明感があるだけに切ない。

少年に対する学校でのイジメの伏線ががラストに近いプールの場面で回収される。

これだけで十分なネタバレだが予備知識があっても鑑賞に堪えると佳作と思う。事実私が観た二本目は既視感はあったが楽しめた。

映画の原題は『Let right one in』と『Let me in』でどちらも「私を招き入れてください」という意味であるが『Let right one in』は正しき者という表現で深みを持たせている。

この映画で見落としてはならないのは少女が少年に対していうセリフ「女の子じゃない」というくだりで、私はバンパイアであって普通の女の子ではないという意味に解釈しても成立するが、原作では私の想像を超えた残酷な背景があった。これはここには書けないが、実は男の子だったという単純なことではない。





2012年6月11日月曜日

平成24年6月10日(日) 晴れのち小雨

昼の一時に約束してあった練馬にある後輩のB藤君の店に向かう。

国立天文台下
空がワーナーブラザーズ映画の冒頭のロゴのような雲を浮かべている。

練馬に行くには三鷹からだとJR東中野で地下鉄大江戸線に乗り換えて行く。この大江戸線が出来るまでは練馬方面に電車で行くには空白地帯で新宿、池袋経由で西武線に大回りをする他なかった。

大江戸線・ホーム

「練馬」高架西武線と大江戸線出口

先日の池尻の後輩、筧君と店で待ち合わせだ。筧(かけい)というのは一字なので一部伏せ字に出来ない(笑)。晒されて困るような有名人ではないので大丈夫である。ちなみに筧という名字は俳優の「筧利夫」が出てきてから世間に認知されるようになったと思う。それまでは病院などで竹見(たけみ)さん、などと呼ばれることは日常だったと筧君から聞いた。

B藤君の店は町の中華料理店だ。餃子や春巻きをいただき最後に五目焼きそばをたのむ。どれも美味しかった。私は歩きだったのでビールを飲んだが、筧君はバイクなので飲まなかった。B藤君とは二年ぶりだ。私は子育てはもう終わったが、彼ら(40代)の子供も大きくなり大変ではあるが楽しくもあると語ってくれた。一時間半ほど話し近日の再会を約束して店を出る。

筧君は夕方から仕事なのでここで別れ帰宅する。途中、武蔵境の「踏切」パン屋さんへ寄り、セーグル系のパンを探したが月曜と金曜日だけ焼いています、とのこと。残念。

2012年6月9日土曜日

平成24年6月8日(金) 晴れ時々くもり

朝目覚めると、アセトアルデヒドが体を支配している。世間では二日酔いという言い方で表現することもあるようだ(笑)。そんなに飲んだかなあ?まあ空きっ腹で飲み始めたので効いたのだろう。

朝も昼も食事は抜きで水分補給だけで過ごす。三時過ぎ武蔵境の「丸亀製麺」で軽く食べた。ダシ入りのかけうどんにエビ天と半熟玉子天の組み合わせだ。うどんの食べ方はぶっかけや生醤油、釜揚げなど色々あるが、温かいダシで普通に食べるのが私は一番好きだと改めて思う。食べ終えてから撮影し忘れたことに気付いた。なので今日は写真は無し。

店が終わる頃になり雨が降り始めた。雨具を用意してなかったので店に置いてあった簡易カッパを着てバイクに乗る。ちょうどお腹のあたりのボタン一個が壊れていて閉じることができない。当然スースーするわけで、家に着きその簡易カッパを脱ぐと、へそを中心にした直径10センチくらいの円だけが濡れていた。

深夜きのう録画してあった「カエルの王女さま」第9話を観る。今回は市長(岸部一徳)の音楽にまつわる過去が明かされて事態は意外な方向へと向かいそうだ。まあ観てない人には何のことだか判らないと思う。

2012年6月8日金曜日

平成24年6月7日(木) 晴れ

今日は夕方から、予定が入り店には出ない。会社時代の仕事仲間のK上君と久しぶりに再会し赤坂にある知人の店を訪ねる。

「マルセ富」という個人店でオープンして間もない。20席ほどで三つの個室に仕切られており少人数で語らうには使い勝手が良さそうだ。和風びすとろということで創作和食だ。内装は落ち着きがあり軽い接待にも使えそうだ。

竹を模した器の前菜

西京味噌に漬けたチーズの炙りとミニトマト(美味しい)

鯛のカルパッチョ

鮪とアボガドの湯葉仕立て

鮎のアーモンド揚げ
 これからの店の方向などK上君も交えてご主人と色々話した。小さな店が生き残るのは大変な事だ。次の予定が入ってたので19時半過ぎに赤坂から半蔵門線で池尻大橋に向かう。

池尻で長く商売をしている天ぷら店「筧」に行く。ここも以前の会社仲間がやっている店で、K上君もよく知っている間柄だ。食事は済んでいるのでかるくつまんで飲むだけだ。昔の仲間と飲むのは楽しい。店が終わりご近所のカウンターバーに行く。この時点ですでに大分酩酊していてこの店の名前は失念した。

女性オーナーの店でお客も女性が多かった。地元のサロンだ。
実はその後の記憶が曖昧で、はっと気がついたら電車は無情にも国立に到着していた。むろんすでに上り電車は無く、国立~三鷹をタクシーの世話になる。いやあ久々にやってしもうた。