2014年12月31日水曜日

平成26年12月30日(火) 晴れ「高尾山」

今年最後の山歩きに行く。カミさんも行くので高尾山にする。静かな景信山でもよかったのだがバスに乗るのが面倒なのでお手軽な高尾山で締めくくろう。

きのう一度あがった雨が寝ている間に再び降ったようで道が濡れているので、泥濘み必至の稲荷山コースを避け6号路の途中清滝から病院道に合流して霞台園地、十一丁目茶屋脇に登る。



ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の実をときどき見る。ラピスラズリの青。

清滝修行場

参道を少し歩いた浄心門のすぐ右の階段を登ると林野庁殉職者慰霊塔の広場に出る。前にも書いたが、ここはいつでも本当に人が少なく食事休憩の穴場中の穴場だ。


この細い枝二本は何かのおまじないのように見えるだろうか。




ご明察のとおりです。箸を忘れてきたのである(笑)。


今日は風もなく暖かい。食後のコーヒーとマカダミアチョコ。独りだとこういうハイキング様式にはならない。


どなたが設置したのか知らないが、慰霊塔裏側の斜面に以前からある招き鬼。

慰霊塔の裏側に回る人はさらに少ないので『高尾山雑学クイズ』というのがもしあるのなら「この置物はどこにある?」は難問になるだろう。


ついでに仏舎利塔を拝んでおく。ここも比較的人は少ない。




「もみじや」の看板ワンコ。中に入っていたが呼んだら出てきた。


新設の山頂オブジェ。ぴかぴかで設置されたばかりだと思う。


肉眼でかろうじて富士の稜線を捉えられたが、今日は見晴らしはよくない。


下山は稲荷山コースを下り始めたが、やはり思ったとおり泥濘んでいるので途中から6号路に変更する。6号路も濡れているが、泥まみれになることはない。



無事下山する。今年も山歩きを楽しませていただいた。歩き納めとする。


石畳はまだ濡れていて比較的おだやかで静かなケーブル駅広場。明日の深夜から初日の出、初詣客で高尾山は沸騰する(笑)。

2014年12月30日火曜日

雨のち晴れ

朝昼兼の炒飯。


午前中の雨は昼過ぎにはあがり空が明るくなってきた。武蔵境に出て銀行に行き年明けにバタバタしないですむように早めに振り替えをすませた。これで本年の業務は全て終わった。会計の月締めは終わっていないが、買掛分の請求書などは年が明けてから来るので今年出来るのはここまでである。


ビアードパパでパリブレストを買って帰る。


家でコーヒーブレイク。

7時近くまで部屋で読書。その後リビングで飲む。


今年は子持ち昆布が例年より安い。



開封してあった海苔が湿気っていたのでカミさんが佃煮にした。市販の海苔の佃煮よりはるかに美味しい。

油揚げを焼いただけ

鯛のアラの吸い物にスダチと三つ葉を散らした鉄板の美味さ。大袈裟ではなく、日本に生まれて良かったと思える至福の瞬間である。

2014年12月29日月曜日

平成26年12月28日(日) 晴れ

朝昼兼のごはん。もちろんこれを一人で全部食べるのではない、カミさんも一緒。


今年は曜日の並びの関係で年末の休みが五日もある。今日は山に行こうかと思ったが、きのうの飲みで身体が重いので止めておく。

休みの間に部屋を少し片付ける。今日はこれまでにいただいた年賀状が十年分以上貯まったままになっているのを整理する。年ごとにまとめているが、残すのは直近の5年で十分だろう。

古い年賀状を見ていると、亡くなった友人からの懐かしい筆跡が出てきたりする。神戸の大久保君や高円寺の城尾君が亡くなって二年が経つ。私はいまだに彼らの名前を携帯(スマホ)のアドレス帳から消せずにいる。

夕方、小腹がへったので、またワインを飲み出す。ワイングラスを出すほどでもない安いチリワインだが、チリワインは高品質で侮れないものが多い。

チリは、フランスなどヨーロッパの葡萄を一時全滅に近いまでに猛威をふるったフィロクセラ(ブドウネアブラムシ)の被害を受けていない唯一の国で、古いヨーロッパ品種の葡萄が残っているのだ。


生ハムとチーズをつまむ。本来の食事の流れからすると、メインの料理が終わってから、チーズになるのだが、家ではどうでもよいことである。だいいちメインがない(笑)。







最近は国産のチーズも美味しくなった。フランスの詩人レオン=ポール・ファルグがカマンベールチーズの芳香を「ああ、神の足よ!」と表現している。座布団二枚だな(笑)。

ちゃんとした食事になる前にお腹いっぱいになってきた。カロリーのことはしばらく考えないでおく。

2014年12月28日日曜日

平成26年12月27日(土) 晴れ

今日から九日間の正月休みになるが、店の大掃除をするので営業はないが仕事の一部である。

まずお決まりの店の入り口のガラスを洗い流す。店の外に蛇口があり直接ホースで水を掛けられるので実に綺麗になる。


昼は店で袋麺のうどんと店の残りのおでん。


ガラス戸を終えて店内の気になる所を掃除するが、やり始めるとキリがなくなるので外が昏くなるまでやって終わりにする。

これで本年の仕事納めだ。帰宅してテレビを観ながら飲む。


『エンタの神様・大爆笑の最強ネタ大大大連発SP』3時間を観る。お笑い番組は時間が経つのが早い。個人的には「我が家」が一番笑った。「我が家」は安定して面白い。

焼酎を飲んでいたのだが、途中で気が変わりワインを開けた。酒屋さんからお歳暮にいただいた、酒屋の倉庫でデッドストックになりそうな(笑)ボージョレーヌーボーを飲む。年が明けると売れないものなあ。

ボージョレーヌーボーというのは、少し専門的になるが※マセラシオン=カルボニックという作り方で、一般的な熟成させるためのワインとは違う葡萄ジュースのお酒だ。

ボージョレー地区のヌーボー(新酒)は毎年11月の第三木曜日が解禁日になる。解禁日に今年の出来についてのコメントがあちこちであるのだが、毎年「10年に一度の出来映え」と言うコメントがある(笑)。


※マセラシオンカルボニック法

ワイン製法一つ葡萄果実をつぶさずにそのまま発酵タンクに入れ、密閉して数日間保存する方法です。葡萄自体重みでつぶれた下部葡萄が自然発酵し、それによって発生した炭酸ガスタンク内に充満して、大部分葡萄酸素が断たれた環境下、葡萄果内で発酵始めます。その後圧搾して醸造するため、タンニン渋味)をあまり含まず、フレッシュ香り良いまろやか風味ワインができるのです。その代表的産地フランスボジョレー地方です。weblio辞書より


ケーブルテレビの番組ガイド誌で正月番組をチェックしていたらワインが空いてしまった。

2014年12月27日土曜日

平成26年12月26日(金) 晴れ

早めに店に出て銀行の用事をすます。明日から休みに入る方が多いので銀行が混んでいる。昔の会社がやっていた音羽の店でアルバイトに来ていた銀行出身のT子さんに聞いた事がある。

T子さんは都市銀行のテラー(窓口)の仕事をしていた。あ、ちなみにATMというのはautomated teller machineね。

銀行の窓口というのは年末は追われに追われてとにかく大多忙で、急ぎで処理しなければいけない業務が山積している状態になるそうだ。まあそうでしょうね。その状態の所へ、何も今日でなくてもいいのではないかと思われる、例えば「通帳が汚れたから新しいのにしてくれ」などというお客様がいらっしゃったとする。

お客は別にルール違反をしているわけではなく何も悪くはないが、急がなければいけない仕事に追われて焦っている身からすれば、顔はにこやかだが(え~っ、今ですか~別の暇な日にしていただけませんか)という気になるのが本音だそうだ。気持ちは解る。

そこで、私が話を振ってみた。

私「そういう状態の時、もし横に機関銃があればどうしている?」

T子「撃ちます」(爆笑)

銀行を後にして、店の前まで帰ってきたら「コンニャクふたつ買ってきて」をすっかり忘れていて、回れ右をして南口に引き返す。




コンニャクふたつをブラブラするさせて楽しく店に帰る(笑)。

今日で今年の営業最終日である。一年間今年もありがとうございました。

2014年12月26日金曜日

平成26年12月25日(木) 晴れのち曇り

ぎりぎりになって年賀状をつくる。いつもは宛名は手書きしていたが、追いつきそうもないので手抜きでプリントにする。少し心が痛いが、お互い様の方も多いので許してね。

一年に一度の儀礼的なお付き合いの方もいるが、手抜きの賀状であろうとお互いの消息が分かるのが年賀状の効用なので、一番大切なのは出すことである。

喪中欠礼状をいただいた人には別に年末の挨拶の葉書を書いて出す。

店に出て年賀状を投函してから南口に散髪に行く。


今日は午後から曇ってきたが、南口のデッキの西の端から奥多摩がよく見えている。

中央の尖ったのが大岳山1267m(おおだけさん)・左が御前山1405m(ごぜんやま)

散髪から帰り、店で豚の背脂3キロを煮て自家製ラードを作る。


前日から塩をして寝かせてあった鴨のモモ肉をとったラードでオイル煮にする。正月の我が家用仕込みである。

鴨モモ肉8本約1.8キロ

80℃の低温をキープして約2時間、軟らかくなるまで待つ。上がったものをタッパに移し再びラードで覆い、空気を遮断する。冷ましてラードが固まれば冷蔵庫でひと月は持つ保存食でもある。


「鴨のコンフィ」というフランス南西部の定番地方料理だ。

本来は鴨やガチョウの脂で煮込むものだが、とても高いのでラードで代用している。

Confit de cuisse de canard ※cuisse(キュイス・腿) ※canaed(カナール・鴨)

参考写真
普通に焼くより、色々と手間はかかるが、とても美味しいので時間をかける甲斐がある。本来は家庭やビストロなどの食堂で食べる地味な料理だが、日本ではレストランで出している所も多い。

昔、客席で何度この料理の説明をしたことか、なあ欣ちゃん(笑)。(楽屋落ちです)

夕方の空には朔旦冬至から復活した月が冴えている。