一昨日、たまたま立ち寄ったブックオフで松本清張の未読作を見つけた。清張は好きで一部の短編や古代史研究などの学術的なものを除いて長編小説はほぼ読んだ、と思っていたが未読作が出てきたのは嬉しい。これは未読であるとあらかじめ知っていて、機会があれば入手しようと思っていた、というのではなく、見慣れないタイトルで、あれっ、もしかしたら読んでいないかも、と思った次第でざっと確認した所、やはり恐らく未読であろうと思えたので購入した。本製本でなんと一冊108円なり。いいのかなあ、この価格で。
昭和38年から39年にかけて朝日新聞の夕刊に『大岡政談』として連載されたものに加筆、改題して昭和60年に出版されていた。とにかく清張は膨大な量の作品を遺している。全著作リストを改めて見てまだいくつか漏れがあることを知る。清張が面白いのは今更言うまでもないが、あれだけの作品を執筆して駄作が少ないというのが凄い。まさに大作家である。
夕方になりようやく雨あがる。店を開ける前ちょっとした買い物にでる。
西の空が赤くなっている。明日は晴れそうだ。遠くに奥多摩のシルエットが浮かぶ。
北口ロータリー |
北口「松屋本社ビル」一階に「松屋」と「松乃家」・二階「テラスベール」 |
帰宅ラッシュ前の黄昏の雨上がり、駅は無数の人生の様々な思いを抱えた人たちが交差していく。陽が落ちているので今日は道が濡れたままだろう。
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