平成24年6月3日(日) はれ
今日も爽やかな風だ。スーパーで食べたことがない葉物を見つけたので購入する。
山形で栽培されている「つるむらさき」だ。ほうれん草に似ているが茎がごつごつしていて香りも随分と青臭い。説明によると、捨てるところはなく、栄養価もほうれん草よりも高いらしい。軽くゆがいて、おひたしにしたりそのまま炒め物にも良いとある。
「つるむらさき」という名前は聞いたことがあるような気もするが、身近なものではない。調べてみると沖縄ではじゅびん(地紅)と呼ばれ島野菜に認定されている。東南アジアが原産で、日本では東北地方を中心に栽培が行われているらしい。
とりあえず書いてあるとおり、ゆがいておひたしにしてみた。普通においしいが青味の強い野菜なので薄味よりごま油をかけたり、炒め物にしたほうが持ち味が活きるように思う。南方系野菜の逞しさは以前ベトナムを旅したときにも感じた。昨今の日本の台所に登場する野菜はどれも澄ましていて野菜本来のアクが弱められていたりして力強さに欠けるきらいがある。
こういう野菜はその中で異色な存在である。
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