2013年6月18日火曜日

平成25年6月17日(月) くもり時々晴れ

日曜日は休みなので、どの時点で飲み始めても構わないが、若い頃と違い家飲みだと寝てしまう。昼早くから飲んでしまうと夜まで持たない。なので夕方以降になって飲むことにしているが、平日と違い飲む時間が長くなるので、どうしても月曜日は体が重い。

八月の四国行きの航空券の決済をする。早割なので決済日が指定されている。ハイシーズンなので早割とはいえ往復で一人あたり四万を超える。交通手段の発達で時間は短縮されたが絶対距離が変わるわけではない。距離に値段は比例する。飛行機で一時間ちょっとだが、この値段が壁となり、やはり四国は遠いと思う。

それでも昔のことを思えばずいぶん楽になったように思う。小津安二郎監督の映画『東京物語』で、笠智衆と東山千栄子の老夫婦が、広島の尾道から息子たちに会いに上京するのだが、約六十年ほど前の日本だ。新幹線のある今と違い、混んでいる列車と片道十時間を超えるその遠さがこの映画に深い陰影を与えている。

リニア新幹線って必要と思うかどうか、国民投票をしてみたら面白いと思う。国債一千兆を抱えて懲りませんなあ。技術開発はやればよいのだ。その技術を必要な国に出て行って協力する、それこそ技術立国の真骨頂だと思うのだが。インフラが世界最高水準で整備されている自分の国でやらなくてもよいのではないか、と思うのは私だけだろうか。

節電だ、反原発だ、と騒いでいるのに新幹線の数倍は電気を喰うとされているリニアは、試算だが、現行新幹線並の運行をすると、原発一基100万kwとして一日原発5基分の電力が新たにいるらしいですよ。

人口減少はとまならいだろうから、東海道新幹線飽和のバイパスとしての設定はもう成り立たない。四国に橋を三本も架けた愚行と同じことをまたやろうとしている。四国経済が活性化されるという謳い文句だったが衰退するばかりで町おこしどころか、借金だけが残っている。そのツケを誰が払うのかといえば、我々や子や孫ですよ。後でやっぱり失敗でした、じゃすまされないでしょうが、このプロジェクトは。政治家や官僚が誰も責任を取らない国だからなあ、この国は。





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