2012年4月4日水曜日

平成24年4月3日(火) くもりのち暴風雨

今日は天気予報の精度が高かった。猛烈な勢いで発達した低気圧が台風並みの雨風を伴い各地で大荒れになった。三鷹でも午後四時くらいまでは雨は降っているものの時折風が強くなる程度だったが店を開ける午後五時くらいには一気に悪くなり、店の入り口が東向きであるため南東からの強い風雨がまともに吹き込むので半分シャッターを下ろしての営業となった。

さすがにお客様はいつもより少なかった。先の震災や九月の台風で首都圏帰宅困難者が多くでたため報道が早くから注意を促していたこともあり、早めに帰宅した方が多かったのであろう。

午後八時頃風が弱まってきたので半シャッターにしていたのを開けるため外にでた。雨はすでに上がっていて月が出ていた。弱まったとはいえ上空はまだ強風なのか風に流された雲がめったに見ない速さで月を横切っている。

店を終える午後十一時頃には風も治まり路も乾き先ほどまでの荒れようがウソのようだった。

帰宅後、録画していた『市長死す』を観る。松本清張原作の短編を二時間あまりのドラマにしたものだ。市長役イッセー尾形の過剰演技が少々うるさいがこれを取ったらこの人をキャストした意味がなくなるので、こういう人物として観れば気にはならない。芳子役木村多江はこういう役にぴたりとはまる。新聞の番組紹介欄で「後味がよいか悪いかは別にして」とあったが、こんなものであろう。

原作を現代版のしたたかな女性に仕立てて松本清張テイストをだそうとする意図は感ずるが、このドラマの芳子はドライなワルで少し解釈が違うような気がする。清張の描く女性はもっと濃密にからみつく汗ばんだ女の体臭を感じさせる女性が多い。

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