2016年7月18日月曜日

平成28年7月17日(日) くもり

朝の紫蘇ジュースと新聞。


それにしてもきな臭いニュースが続く。中東の混乱は絶望的にどうしようもない方向へ向かっている。ニュースでそれを伝えられても、もともと国という括りの単位より歴史的ないくつもの遊牧民の部族、多くの民族、複雑な宗教体系が解けようもないほど絡まってこじれた問題に、根本的にまったく異なる文化の日本がしゃしゃり出て行っても何も出来ることはなく、遠目から様子を伺いさわらぬようにするしかないのが現実である。

朝昼兼のごはん。


午後プライムビデオで前田敦子主演『もらとりあむタマ子』を観る。


モラトリアムという言葉は70年代の終わり頃、当時慶大教授の故小此木(おこのぎ)啓吾『モラトリアム人間の時代』という本が出て以来世間に広まった言葉だと思うが、経済用語のモラトリアム(支払い猶予)を借りて、大学を卒業後も定職に就かず人生の選択を留保し続ける若者を指した。

この映画はタイトルそのままで山梨の実家に帰ったタマ子(前田敦子)が仕事も家事の手伝いもせず父といさかい合うが、何となく仲が良い二人だけのゆるい生活を四季に分けて描いている。こういう映画好きである。

特に何か事件が起きるでもなく淡々というかグズグズと季節が過ぎてゆく。ただそれだけなのだがAKBのアイドルだった前田敦子が女優としても光るものを持っていることを見せてくれた。

夜は、今日から始まるドラマ二本『仰げば尊し』『そして誰もいなくなった』を観る。どちらも次回が観たくなった。

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