平成25年5月12日(日) 晴れ
きのうの雨模様から一転爽やかに晴れた。気温も上がりようやく初夏を感ずる。
以前は乗っているバイクのメンテナンスをそこそこ自分でしていたので工具はある程度揃っている。今は仕事通勤用の150ccのスクーターやカブだけになったので、メンテナンスは販売店まかせになってしまった。そこで久しぶりに工具箱の整理をして、いならいものは捨て、小ぶりの工具箱に変えることにした。
上は新しい工具箱で整理後であるが、いらないものを捨てただけで大した整理になってないと思うが、自分では分かっているのだ。写真に撮ってないが電動工具もそれなりにある。家庭でするDIY的な仕事はまあ大丈夫だ。
で、驚いたのがラギオールのソムリエナイフが古い工具箱から出てきたのだ。ずっと前、スクリューが外れてしまい修理に出そうと思っていて、そのままどこに行ったか分からなくなっていた。
仕事で使っていたときは、出入りの包丁屋さんに頼むと時間はかかるがフランスに送って修理してくれていた。今は付き合いも切れているのでもう、このナイフは「ごくろうさま」でよいだろう。
思えばこのナイフで何本ワインを抜いたであろう。今、ラギオールはワイン好きなら持っている方も多いが、20年前はプロ以外で知っている人はほとんどいなかったと思う。当時は所有欲とプロ意識を満たしてくれるアイテムだった。思い出の品としてとっておこう。
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Chateau Laguiole水牛角のハンドル |
シャトーラギオールのシンボルマークは 「ハエ」?それとも「ミツバチ」? |
| ← 正解は「ミツバチ」です。
ミツバチが付けられた理由は? フランスオーベルニュ地方ラギオール村出身の兵隊達が皇帝ナポレオンに度重なる戦場でその勇敢さを認められ、皇帝のマントに飾られている象徴のミツバチを彼らの刀につける許が得られた事がはじまりのようです。 このミツバチの彫刻が頻繁につけられるようになったのは、つい最近のことで、第二次世界大戦の終わる頃までは、単に三角形ののっぺりとした出っぱりが付いているだけのものでした。 その一方でラギオール村の職人達は、スペインの職人達が使っている「ハエ」のマークと混同しやすいことを嫌ってこのミツバチをはずそうとさえしていました。 2つの昆虫は、デザイン化されると本当によく似ているものだから。
最近は、フランスの伝統的ナイフ、といえばこのラギオール型ナイフが世界的に認められるようになり、それと共にこのミツバチのマークもシンボルマークとして不可欠な存在になりました。 ちなみに1829年に始まったといわれている現在の形の折り畳み式ポケットタイプのラギオールナイフは、ラギオール村が起源とされていますが、その製造はまもなく、フランスオーベルニュ地方の山地に位置する優秀な刃物職人の村ティエールに主流が移ることになります。 現在、ほとんどのラギオールナイフがティエールで造られているのは、そういった理由からです。 |
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