三月の気温だそうで、こちらは体が、春から初夏仕様に切り替わりつつあるのに、そう簡単にはいかんぞ、という自然の意地悪なメッセージである。寒い。
昼は家でパスタにする。今日は「カルボナーラ」にしてみる。この「カルボナーラ」は作ったことは一度もないばかりか、食べたことも一度もないと記憶している。そうであったとしても不思議ではない。たまたまそういう事である。それでもどういう味であるか、の見当はつく。
それが何故急に思い立ったのかは、自分でもよく解らないが、クックパッドなどを見ていてどこかで刷り込まれたのだと思う。
冷蔵庫を開けると、ベーコンが無い。豚肉を見つけたのでこれで代用しよう。「カルボナーラは」玉子を活かした味なので、あれこれ材料を入れすぎない方が良さそうだ。タマネギ少々を切る。
牛乳を投入 |
卵黄だけはもったいないので、全卵にしてよく混ぜる。茹で上がった麺を、ソースを作ったフライパンに入れ合わせる。火はこの時点で消す。で、濡れ布巾の上にフライパンを置き冷ましながら、卵液を投入し手早くまぜ、黒胡椒を切り完成。
普通に美味しいが、「かまたま」(釜揚げ玉子うどん)のようになった(笑)。もう少し火を入れても良かった。これは玉子に火が入り過ぎて炒り卵のようにならないよう気を使った結果であるが、卵黄だけなら固まる温度が高いのでもっとやりやすいかも分からない。意外と一発では決まらないものだ。タイミングは解ったので次は材料を揃えて、どうだ!というのを作ってみよう。
店を終え帰宅して『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』初回(録画)を観る。唐沢寿明は好きなので続けて観よう。それにしてもハイビジョンは女優泣かせだ。松雪泰子の美貌にも年齢による翳りが出かかっているのを鮮明に捉えている。
女にとっての地獄は老いである(François VI, duc de La Rochefoucauld箴言集より)
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