平成25年4月26日(金) 晴れ
私の書くこのブログは、私個人にまつわる生活の事中心で、店の事はほとんど書かない。なので書く内容はプライベートな部分をある程度は晒すことになる。これは多少なりとも気恥ずかしいのと同時に個人情報を開陳している不安感も少しはあるが、私程度の個人生活情報などは抜かれて困るようなこともないので、気にするほどのことではない。大抵の場合、自意識過剰で、自分が気にするほどには、人は自分のことを観察してはいないのが常である、と思っている。まあ自分を一切見せずに、穴の中から世間を見ている、というのもアリだと思うが、私の性分ではない。
明日から連休である。帰宅して『TAKE FIVE』第2回・『妻はくのいち』第4回(録画)をまとめて観る。日本のドラマは「リアリティ欠如は許してね」が明文化されない暗黙の了解という制作側の甘えなのか、予算等構造的限界なのか、能力的限界なのかは判らないが、次が待ち遠しいような作品がめったにないのが、残念である。『妻はくのいち』は市川染五郎と田中泯の存在感が大きい。
明日は休みなのでもう一本観る。映画『SLEUTH』スルース(2007)、アメリカ映画だが、監督ケネス・ブラナー、配役マイケル・ケイン、ジュード・ロウとイギリス人で固められている。この映画は、1972年に名優ローレンス・オリビエとマイケル・ケインで撮られた作品のリメイクである。マイケル・ケインは前回若者、今回老人という役回りである。題名のスルースは「探偵」という意味だが、探偵が出てくるのではなく、探るという意味で使われている。
舞台はロンドン郊外の豪邸、資産のある老作家とその妻の浮気相手の青年の二人芝居だ。登場するのはこの二人だけ、老作家の妻をめぐって二人の心理戦、駆け引き、肚の探り合いが延々と続く。ネタバレになるので書けないが、物語は当然二転三転する。ローレンス・オリビエの1972版を観てみたい。
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