未明から雪になり、今朝は予想通りになっていた。
朝のコーヒーと新聞。
よりによって午前中に、カミさんがお茶の水まで行く用事があり車で店まで送って行く。車のタイヤはスタッドレスを履いているので、一応雪に不安はない。
東京は雪から雨にかわったが、おそらく2、3日は近所の住宅街の陽当たりの悪い道は雪が残り凍結するのでバイクは特に神経を使うことになる。
一度帰宅して午後になりバスで店に向かう。
午後3時をまわって急速に天気が回復して青空がのぞきはじめた。
朝のラッシュ時に間引き運転をした各鉄道会社の駅で入場規制がかかり首都圏の交通網は大混乱になった。テレビのニュースに映る電車待ちの長い行列は、これぞ日本人というものだった。
寒空の下、黙々と並ぶ人たちの整然とした行列は、この整然としているというのは日本では当たり前のことであるが、おそらく世界の中で日本だけにしか見られない光景である。
我先に駆け出したい思いは誰しも偽らざるところであろうが、それを抑えて、この場は従順にするしか方法がないある種の諦観と、この場を乱したところで何も得るものはないことを知る賢さと恥ずかしさを、多くの人が共有する文化があり成立している光景であり、奇跡的にも欧米社会の上層の人たちが持っているような行儀の良さを我々は庶民のレベルで実現しているのである。
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