朝のコーヒーと新聞。
お正月の間に増えた目方を減らそうと意識的に動き始めたことはすでに書いた。
「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」いわゆるメタボという言葉は多くの人の知るところであり、健康に気をつける指標にもなっている。
ところでメタボとは別に「ロコモティブシンドローム Locomotive Syndrome(運動器症候群)」という言葉があるのをご存じだろうか。
運動器とは骨、筋肉、関節、神経などの総称を指すが、これらは加齢とともに衰えてくる。運動器が衰えると「立つ、歩くなどの動作=移動能力」に影響が出て、日常生活が1人ではできなくなる要支援・要介護に至る。この運動器が衰えた状態を俗に「ロコモ」というのだ。
厚生労働省のデータによると要支援・要介護者数は2000年256万人から2012年548万人と10年あまりで2倍以上に増えている。この数字はこれから団塊の世代が高齢化するにあたり、さらに増えることは確実であろう。
前置きが長くなったが、私は山歩きをするので脚の筋力には少々自負があるのだが、この前、山歩き中の何でもない平らなところで歩幅が大きくなったとき、一瞬バランスを崩しそうになったことがあったのだ。
片足を着地させるとき、思った場所以外の場所に足を着いてしまったのだ。この、人目にはおそらく判らないであろう一瞬のふらつきは若い頃には経験のないことで、酒を飲んでもいないのに、一瞬でも思い通りにならなかった瞬間は本人が一番よく判っている。
ザックを背負って重心が少し高くなっていることもあろうが、それを割り引いてもこの一瞬のバランスの狂い、バランス感覚は加齢ととも衰えることを身をもって知ったのだ。
ちなみに腰に両手をあて眼を閉じた片足立ちをやってみると10秒がせいぜいだった。筋肉も重要だが、このバランス感覚も同じように重要だと思う。
お年寄りの転倒による骨折は珍しくない。山歩きでの転倒は悪くすれば滑落にもつながるのだ。
調べてみると「ロコモ」のキーワードでさまざまなHPが出てくる出てくる。
散歩と平行してバランス回復トレーニングも始めよ~っと。開眼なら60秒以上120秒大丈夫だが閉眼片足立ち10秒って情けないわ(笑)。
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