桜井ホンダに着いたのが10時だった。昼にはあがる、とのことで、午前中の吉祥寺の街をブラブラすることにした。
10時台というのは、ようやく街が動き出した時間帯で、サトウのメンチカツ行列もこれからだ。
コピスの石井スポーツで登山用品を見て回る。ブランド品Mammut(マムート)のTシャツの値札8000円超を見て、後ずさりしたがな(笑)。
ポスターの彼女も同調しているのだ |
途中の書店「ルーエ」で見つけたシリーズの文庫本を三冊購入する。
昼前になりランチで混みあう前に「翠蘭」で食事にする。吉祥寺では好きな店だ。
五目焼きそば 1200円 |
食後、バイクを引きあげていったん帰宅する。買った文庫本がコレ。
インド編とアフリカ編第一弾は以前読んだが、いつの間にか行き先が増えていた。要は「ひきこもり」設定の著者が海外、それも先進国ではなく開発途上国で受けるカルチャーショックの数々を面白おかしく泣き笑いで見せる、というものだ。
文章で読ませる、というより太ゴチック体などの挿入で活字の大きさを使い分けて、感情表現をビジュアル的に誘導する漫画的な荒技を多用する編集で統一されていて、くだらないと切り捨ててしまえばそれまでなのだが、読んでいてこれが面白いのだ。
電車の中で読んでいてうっかり笑いそうになったことがある。出版業界だってそう甘くはない。内容は似たり寄ったりだが、売れてなければ5冊ものシリーズ化はなかっただろう。まあ吉本新喜劇を観るような感覚ですな。
以下一部抜粋『アフリカなんて二度と思いだしたくないわっ!アホ!!・・・・・でもやっぱり好き(泣)』
より、「はじめに」7~8頁
恥の多い生活を送ってきました。
幼き頃より、体を動かすこと、汗をかくこと、外で遊ぶことがなにより嫌いでした。放課後は真っ直ぐに家に帰り、子供部屋にこもりテレビゲームに向かう日々。いつしか友達は減り、大人になった今では、「仲間」と呼べるのは戦士や僧侶、魔法使いといったNPC(ノンプレイヤーキャラクター)だけというこの孤独な東京砂漠。
もはや感情というものを忘れ、現実世界から蒸発し自分自身もゲームのキャラクターとなろうと、肉体の半分がテレビ画面に吸い込まれつつあった逆貞子状態の私・・・・・・
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