朝のコーヒーと新聞。
昨晩泊まって自室の整理をした長女はミニマリズム(最小限のモノしか持たない暮らし)に目覚めていて、多くの本を処分するようである。私が昨年観た映画『365日のシンプルライフ』を引き合いに出すと知らなかったので観ることを薦める。
野坂昭如の訃報を知る。
長女はこのオジサン誰?という風だったが『火垂るの墓』の原作者だといえば理解したようだ。そうか1980年以降の生まれでは知る由もないか。
野坂昭如の本は一冊も手許に残っていないが『骨餓身峠死人葛』(ほねがみとうげ・ほとけかずら)という、漢字を変則的に駆使する、頭がよいのか悪いのか分からぬ暴走族、が書いたようなタイトルの作品名だけが真っ先に浮かんだ。内容をここでは語らぬが、句読点が少なく助詞を省略し改行や行空けのない野坂節といわれる文体が強く印象に残っている。
私が成人したときはすでに40を越えたオジサンだったが、今の私から見れば40過ぎなんて若者に見えるぞ。
朝昼兼の袋麺醤油ラーメン。
雑用をしてから雨具を確認して店に出る。
夕方の賄いは牡蛎フライ。
デザートはいただき物の愛媛特産「紅まどんな」。
みかんとオレンジを交配させたタンゴールの一種で皮が薄くとても美味しい。
(・・・・・・仕事中・・・・・・)
何とか持つかな、と思われたが逃げ切れず、店が終わるのを計ったように雨が降り出した。
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