平成29年2月5日(日) 曇り一時小雨

昨晩9時、という未就学児でも起きているような時間に寝たものだから午前3時に目覚めてしまった。PCを起動したがさすがにブログの更新はする気にならず、コーヒーを淹れてYouTubeでしばし遊ぶ。

リビングで新聞に目を通す。

プライムビデオの映画『イミテーションゲーム』（2015）を観る。

第二次世界大戦下のイギリス。軍が極秘に集めた暗号解読チームがドイツ軍の誇る絶対解読されないとされた暗号生成器エニグマを解読するというのが大枠の物語だが、ひとりの天才数学者アラン・チューリング（ベネディクト・カンバーバッジ）に焦点を当てた人生ドラマでもある。ネタバレになるので書かないが、彼の人生の陰影もうまく刻まれていてカンバーバッジの好演もあるが、一気に楽しめた。

午後から雨降りの予報だがぱらぱらするものの案外くずれない。散歩に行くか迷ったが、ここのところ仕事で毎日しっかり歩いているから、本来の休息日にして映画をもう1本。

『MI5:消された秘密ファイル』（2011）原題「Page Eight」

これはスパイ物だが派手なドンパチは一切なく、小作りだが脚本と演技で見せる気の利いたイギリス映画で、ハリウッドからこの手の映画が出てくることはない。映画は面白い、とあらためて思わせくれた佳作だった。

夕方から飲む。飲んでいて思う。特に不安なことはないが、朝起きて、休みでも仕事でも一日過ごして、飲んでお終い。この先、野心はない。そうして歳を重ねてゆきいつしか人生の終焉を迎える。大病をせず過ごしたい。人間、歳を取って衰えてくれば自然とそういう気持ちになる。しかし、そんな当たり前のことがしっくりこない、というかこのまま終わっていいのか、己は何を為したのかという気持ちもあり自問自答。